昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

公園

2004-04-25 21:56:09 | 日々の雑記
 床屋からの帰り家路の途中に有る公園の傍を通った。昨年夏から秋へかけて妻と良く歩きに来た公園である。、車窓からも見たところ散歩中らしき夫婦連れや犬に運動をさせている人が見られ、駐車場にも数台の車が在ったので、季節はもう四月も下旬だから、春はもう直ぐ其処に来ているのだろうと、私も車から降り
て公園に入って見た。 全く驚いた事に、本州各地ではもう既に真夏日ガ続いていると放送され桜の話で持ちきりなのに、目の前の光景は春どころか「蕗の薹」さえ見当たらない、そればかりか東屋の陰にはまだ雪が消えずに残っており、更にミニ湿原に架かっている木道付近は冬枯れそのもである。こんな状態では膝の悪い妻とのウォーキングは何時になる事やらと、とてもガッカリして引き返して来た。

散髪

2004-04-25 21:53:26 | 日々の雑記
まだ勤務していた頃には大体一ヶ月に一回の割りに出掛けて居たのだが、引退して一年にもなると何となく散髪も億劫になる。もともと散髪屋が職場の直ぐ近くにあったから、仕事帰りに立ち寄るのが普通だったが、時には暇に任せて時間中に職場を抜け出して済ませたことも多くあった。しかし退職した今は自宅からも遠くなって、気軽に歩いて行ける場所で無くなった。と云っても家の近くに床屋さんが無いわけでなく、100メートルも離れていない場処に二店舗もあるし、わざわざ車を出さなくとも少し遠出をするつもりなら同じ住宅街に他にも何店かある。だからと云ってそうした初めての店にはどうも行く気になれない。私が職場近くの床屋に初めて出掛けたのは32歳の時からで、それがもう直ぐ72歳に成るから、かれこれ40年間も通い詰めている勘定になる。だからお互い気心も知れて居る仲で、別に髪型に注文を付けなくても、例えば椅子に座って何も云わずに寝入って仕舞ったとしても、目覚めた時には何時もと全く変わらない頭が出来上がっている居る勘定だ。そんな訳で今更遠く成ったからといって、店を取り替える気には毛頭なれないで居る。それに店主が常々「身体の自由が利かなく成ったら此方から出向きますよ」と言って呉れ、実際にそうしているお得意さんも結構居ると云うから満更嘘ごとでも無いらしい。
 実は髪はもう耳が隠れるほどにも伸び、前髪も目に当たる程に伸びて、今日にしよう明日にでもと迷いなかなか、億劫で出かける気になれないで居た。来週初めに病院もあり又外出の用事が出来た上、妻にも強く勧められ思い切って出かけた。
 やはり出掛けて良かったと思う。さっぱりとしたこの心地良さは何とも言い尽くせない、いい年令しながらもルンルンと気も軽くなり、真っ直ぐ家路に就くのが何か勿体無いようで、あちこち車を停めていわゆる道草をしながら帰宅した。