昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

広島被爆60年に思う

2005-08-06 22:18:46 | 日々の雑記
 今日八月六日は人類史上初めて原子爆弾が広島に落とされた日である。そしてその被害の悲惨さは、六十年過ぎた今でもその被爆症で苦しみ続け、悩む人が絶えない事で証明される。原爆投下は人類が犯した最大の愚行であると云っても過言でない。あの日以来六十年に亘って核廃絶を全世界に訴え続けて来たのだが、果たしてその効果はどうなっているのだろうか。
 核廃絶を唱えながら、その裏面では密かに開発に余念の無い国が有り、更にそれを外交手段に利用する国もあり、これは今後の人類に課せられた最大で究極な問題なのだと思う。今日広島市で行われた平和記念式典には、首相を初め政府の要人と海外からの代表者たちが、核廃絶と恒久平和を願うメッセージを読み上げたことは周知のとおりです。
 しかし現状はどうでしょうか。暴行殺戮、人間が人間を傷め殺し合う愚かさを充分に知りながら、その半面地球上での戦争叉は無差別殺人を犯すテロ行為は終わる事無く、むしろ増加の傾向さえ見られます。
こうした式典などの時だけでなく、一人一人が日頃から、常に心に深く留めて置き真剣に考えてゆく事が最も必要なのでは無いだろうか。
ニュースで知ったことなのですが、「<黙とう>甲子園で広島代表校が提案、高野連が制止」「<黙とう>甲子園で広島代表校が提案、高野連が制止」とありました。とても悲しく思いました。今の高野連のお偉方さんに、こうした高校生の純粋な提案を受け入れるだけの度量を望むのは無理なのでしょうか。難しいことは良く判りませんが・・・。