昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

久々の自転車道路

2005-08-04 21:27:52 | 日々の雑記
 この地域は二日連続で、海霧(ジリ)にすっぽりと覆われていた。それは昼間でもフォグランプを必要とするほどのもので、不意に現われる無灯の対向車に驚かされる事も何度かあった。そればかりでなく、ジリ特有の霧雨は地面から湧き出るようで傘さえ用をなさない。そんなジメジメした状態は正に梅雨を思わせ、ただただ鬱陶しく気が滅入るばかりであった。
 明けて今日もその心配はあったが、朝の内こそ海霧の名残りは見られたものの、陽が高くなるにつれて消えてゆき、昼前には青空が現われて日差しは最近に無いほどの強さで照り始めた。
 
 三日ぶりのウォーキングは、折からの陽射しの強さからの日焼を避けるために、木立の多い自転車道路の内住宅街コースを歩くことにして車を出した。
 久々に訪れたこのコースは思ったとおりに、ナナカマドが濃緑の枝葉を天空一杯に伸ばし、予想通りに天然の日除けとも云うべき緑の天蓋を形作っていた。 
 以前に来た時はまだ春先のことで見るべき花は無かったのだが、今日は各住宅の庭には、正に百花繚乱の態で色とりどり花々が咲き誇り目を瞠る思いだった。是非カメラに収めたいと思ったが、所詮は余所様の庭で勝手にカメラを向けることも出来ずに諦めざるを得なかった。

 久しぶりにこのコース着てみて特に驚いた事は、昨年着工した老人介護施設がほぼ出来上がり、その立派な全容を現していたことだった。
 これは昨年の夏の事で、渡り鳥たちの営巣地であった牧草地が突然刈り取られて、それらの渡り鳥たちが右往左往していた事を嘆き、更に腹立てた事をこのブログに記載したことの在ったのを改めて思い出していた。

 歩いているうちにも陽射し(最高気温24度)は更に強くなったが、ナナカマドの枝葉がそれを和らげ、更に木立を吹き抜けて風は意外に涼しく心地良く満足感一杯で歩いて来た。
 天を圧するほどに伸びきったナナカマドの木立ち

老人介護施設の建設着工の看板

突然姿を見せた老人介護の全容

道路沿いの芋畑の花も満開