畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

天恵

2011-07-21 18:56:03 | 農作業

7月21日(木)  のち 

夜の間に、ある程度の雨は降った。しかし、予報には程遠い、少雨。三日目も、雨が続くが、霧雨程度。溜るほどではない。降り始めから、三日間の総雨量は、せいぜい40㎜位のものだろう。

朝食時、「がっかりの雨だったなあ」と云うと、「贅沢言わない方がいいよ。この雨がなかったらどうなったか。畑は助かったし、田んぼも、少しは溜まったでしょ」

午後、雨は上がったので、田んぼを回り様子を見てくる。コシヒカリが、ちょうど穂が出始めてきた所だ。まだまだ、水は必要だ。今回の雨でも、ほとんど水が溜まっていない所もある。ある程度たまっている所もある。しかし、ほとんどの田んぼは、この雨で、一息ついている。贅沢言わないで、天の恵みに感謝すべきなのだろう。今後は、様子を見ながら、なんとか水分を切らさないようにしていきたい。堰や、ダムの水が無くならないでもらいたいものだ。

三回目の大豆播種。培土作りと、トレイの土入れ。


骨休

2011-07-20 18:39:32 | 暮らし

7月20日(水)  ときどき 

雨音はしない。降っていないのかなと思っていると、屋根をたたく音がしてくる。相変わらず、降ったり止んだりなのかと思う。4時少し過ぎだった。雨に甘えて、寝坊をしようと決め込み、目を閉じる。雨のせいなのか、ヒヨドリのけたたましい叫び声はない。静かな朝だ。時折、遠くで、ウグイスの囀りは、眠りを妨げない。起床は6時。

予報は、関東南部では、多い所は、300㎜ほどの雨量になると云っている。しかし、そんな雨が降るのだろうか、という空模様だ。パラパラとは降るが、すごく短時間。雨量にはカウントされない。しかし、充分に濡れるほどには降る。そんな感じだ。午前と午後に、それぞれ、二時間くらいづつ畑に行く。昨日に続き、大豆の植付だ。さすがに、畑土は、しっとり濡れている。昨日のように、ちょっと掘ると乾いていると云うことはない。となると、違った苦労が起こる。水分をすった畑土は、長靴にべったりと付着する。倍ぐらいの重さと、歩きにくさで、手間取ることになる。

空模様も困ったもんだ。合羽のズボンははくが、上はどうしようかと迷う。昨日は、着ないでやっていたら、雨で濡れた。ちょっと降り出してきたから、上着にも袖を通して、作業する。昼上がりで、着替えなくてはならないほどに、汗まみれとなる。どちらでも同じだと、午後は、雨に打たれても、程よいシャワーだと、そのまましゃがみ込んで、作業していた。シャツを濡らした雨がつたわり、パンツもジトーっと濡れてくる。これ以上重くなっては困ると、濡れたシャツの上に、合羽を羽織る。

たいして降らない台風の雨に、翻弄されながら、能率の上がらない畑仕事。しかし、やはり雨は、骨休めにはなった。


大豆植付

2011-07-19 18:17:14 | 農作業

7月19日(火)   ときどき 

台風の外周の雨雲らしく、断続的な降り方をする。粒は大きいが、まだたいした降りではない。夕方までに、10㎜位のものだ。

午前中、母を送り出してから、畑に行く。大豆の植え付けをする。カラカラの畑を耕したものだから、粘土質の土は、まるで砂利のようなごろごろの塊になっている。まだ少ない雨量だから、表面だけが、うっすらと濡れているだけ。乾いた土塊は、転がり、植え穴を作っても、すぐに転がり埋まってしまう。植えにくいが、なんとか二トレイ植え終えたら、昼のチャイムが鳴ってしまう。能率の悪い作業だがしょうがない。降り続いてくれれば、水撒きしないでも、根づいてくれるだろう。

 

ごろ土の畑と大豆

午後は市役所。

帰って来てからは、のんびりと緑肥作物の検索。ヘアリーベッチの栽培効果を調べる。今年の米の収穫後には、レンゲ、ヘアリーベッチの緑肥作物を播種するつもりだ。130aほどの田んぼでやる予定なので、種も注文する。10a当たりの播種量は、3~4kgなので、金額は馬鹿にならないが、うまく育てば、その分肥料は少なくて済むようになる。以前、何年かやってみてはいたが、湿田なので、適期にトラクターを入れることができず、続かなかった。クローラーのトラクターなら、沈むことがないので、どんな状態でも、田んぼに入ることはできる。この秋から、再度取り組むことにした。その準備だ。


天水

2011-07-18 20:35:42 | 農作業

7月18日(月)   いちじ 

台風接近の影響か、今までのような夏空は、薄雲に覆われてしまう。しかし、気温は高い。太陽が隠れている分だけ、空気だけの熱さを感じる。台風が運びこむ、南の空気なのだろう。衣類のまつわりつきも、ジトーとして、不快感は強い。

台風の予想進路は、南の海上で、当初より大分離れるようだ。が、一応、対策だけはしておこうと、周囲の片づけを進める。

この雨(降ることを確信し」を逃さず、大豆を植えようと、その準備もしておく。トラックに、水タンクを積んで、ポンプで水撒きは、かなりの労働だ。空からの天水は、寝ていてもよい。なら、天水をうまく使うにこしたことはない。しかし、トレイの大豆は、今日植えるには、少し早い。明日が、最適期だ。雨の中植えることにして、今日はその準備をしておく。植え付ける畝を管理機のロータリーで、耕しておく。

大豆の播種も、6トレイ追加。雨が続いても、作業できるように、屋根の下に、培土用の材料も運んでおく。

あまりにも早い梅雨明けから、カラカラだった畑、水不足で、土が割れてしまった田んぼ。台風の雨が、恵みとなってくれそうだ。


予感?

2011-07-17 20:37:47 | 暮らし

7月17日(日)   いちじ 

朝から、カンカン照りの太陽。今日も畑で、片づけをしようと意気込んで、クーラーボックスに凍ったペットボトルを入れて、車に向かう。その時、積み上げてある苗箱が、目に入る。何時ものこと。片づけべたの私のこと、もうすぐ稲刈なのに、田植の後の光景がまだ続いている。それでも、半分くらいは、洗ってあるが、残りはそのまま。まだ、土や根などが付着したまま。このまま、次の年の種蒔に至ることも、まれではない。が、今日は、妙にその苗箱の光景が、気にかかる。助手席にクーラーボックスを放り込んだ時、「台風」。そうだ、火曜日からは雨が降る予報だが、あてにはできないと思っていたが、今回は、台風の接近による雨だ。どうなんだろうと思っていたんだが、突如、「台風」が、意識に上ってきた。

もしこの台風が、予報通りに進んだらどうなるのだろう。と考えると、積みっぱなしの苗箱が、風に舞う光景が浮かぶ。車のエンジンキーを回す手の動きが止まる。

片付けよう!。車から降りる。

ということで、今日は、苗箱の片付け。あらってないものは、洗って仕舞う。トラクターなどの機械を一度出さないと、苗箱はしまえない。ちょこっと仕事ではない、大仕事だ。ついでに、春作業用の機械と、収穫用の機械の収納一を交代しておく。

台風接近前に、こんな風に、台風対策をしたことなどない。大慌てで、積んだ苗箱の上に、石やブロックなどをのっけて、飛散防止にしてしまうのが、常のこと。準備周到、をしてしまった今年の6号。呼んでしまうのかしらんと、逆に心配になる。


猛暑続く

2011-07-16 20:37:53 | 暮らし

7月16日(土) 

猛暑続く。田んぼに水を入れる回数が、増えている。皆が一斉に入れるようになると、水圧の低い高い所にある田んぼは、水が入らなくなる。低い所の田んぼに水が流れているから、上の田んぼは、バルブを開けていても、水は低い所に吸い寄せられ、出なくなる。そういう現象が始まってきた。

午前中は、ソラマメ畑の片付け作業。マルチを張った畝がそのまま。まだ二カ月しか(もう二か月も)、経っていないのに畝間の草は膝を越して伸び、びっしりだ。この草を刈らない限り、片づけはできない。マルチフィルムを切らないように、注意しながら草刈。一休みには、水分を補給。南風だが、好い風が吹き、心地よい。午後は家の畑の、マルチの撤去。苦労する。終わらず。

昨日から、母が孵ってきている。日常のパターンは、「ハハ在宅モード」に切り換え。朝、夕の、チェックが必要。ただ、この所、一月くらい、夜、汚すことが少なくなった。毎晩のように、シーツもびっしょりだったが、その回数が、半減以上。この連日の晴天なら、半日で乾くので、洗濯、どんと来いと、気合を入れていたけれど、パジャマが、濡れるか濡れないか程度の日が多い。少々、気勢を削がれる、といった気分だが、その分、我々の作業着の洗濯が、数倍だ。母親の、子孝行に感謝か?。


日記

2011-07-15 21:20:25 | 農作業

7月15日(金)  

ハウス内のキュウリの定植。ネット張などは、昨日までの早朝作業でやっていた。定植は、朝のうちに終わらせたが、そのままで、明日の朝まで置いてはおけない。なにしろ、日中は、真夏の太陽が、雲ひとつない青空に頑張っている。まだまだ小さい若苗だから、熱射病にかかってしまうだろう。土壌にはたっぷりの水分をすわせ、その水分が蒸発しないように、銀マルチを張っておく必要がある。その作業は、サウナのような、日中のハウス内で、やることになる。マルチの下に、散水チューブを引いておいて、水やりは自動化する。

すべて終わらせ、サウナから出てくると、もう10時をかなり回ってしまう。次の作業をする気にもなれず、田んぼを一回りすることに。どの田んぼも、この一週間弱の間に、水はすっかり無くなり、田面は、大きく地割れをしている。水を入れれる所は、バルブを開く。来週初めは、雨の予報が出てきた。台風の進路にもよるだろうが。穂が出始めてきた、コシヒカリ。今一雨あると、理想的なのだが。畑の野菜たちも、若々しい実を食卓に届けてくれ始めた。ここでの雨は、恵みの雨となる。

雷雨は、全くというほどないから、台風が、雨雲を連れてきてくれることを、祈っている。


夏草

2011-07-14 21:30:32 | 農作業

7月14日(木)  

相変わらずの、真夏。今日から、畑の片付けにかかる。秀畑だ。ソラマメ、ジャガイモ、タマネギ、それぞれ、収穫後、そのままになっている。ジャガイモは、マルチフィルムを取りながらの収穫だから、片づいている。草だけが、兵どもが、、、、の句のように生い茂っているだけだ。しかし、タマネギ畑は、まだ撤去していないマルチも残り、夏草は、マルチフィルムをも隠してしまうほどの勢いである。ソラマメの後はもっとひどい。広めに取ってある畝間の通路は、茂り放題。ソラマメの枯れた残渣が、廃墟のごとき、様相を呈している。

とにかく、茂にまかせていた草を、処理しないと、次の作業に移れない。という訳で、草刈だ。周囲の畔の草刈から始め、畝間の草を刈り、マルチの張られた畝の、植え穴にずうずうしくも伸びきった草を刈り払っておく。タマネギなどは、植え穴が多いから、草の生育も半端でない。フィルもを切らないよう、注意しながら、刈払機の刃を浮かせて草をなぎ払う。

午後は、一休みして、大豆の育苗播種など。家の畑の刈り草を処分する。暑さに加え、草の燃える炎からも、熱をもらい、夕食時のビールは、二倍うまかった。


サマータイム

2011-07-13 19:41:53 | 暮らし

7月13日(水) 

天然の目覚し時計で起床する、私のサマータイム。何時まで続くか分からないが、今の所、順調だ。

4時起床。洗濯をしながら、お湯を沸かし、ゆっくりとコーヒーを飲む。そうこうしているうちに、新聞が配達される。読みながら、コーヒーをおかわりする。洗濯物は、日に二回、場合によっては、三回着替えるので、途中になるが、5時前に、外に出る。ハウスの中で、水やりとか、整枝、新たな植付など、1時間半ほど作業する。6時半には、家に入り、洗濯の続きをしながら、食事の支度。私は、朝食は取らないから、その時間は、コーヒーを飲みながら、ゆっくりと新聞を読む。3.11以来、読む時間は増えている。時には、メールのチェックなど、パソコンの前に座る時間もある。

午前の作業開始は、8時半~9時の間だ。出かけるときは、冷凍庫から、ペットボトルの凍った水を持って行く。昼上がりは正午前。全身びしょびしょなので、風呂場に飛び込んで、シャワーを浴びて、すっきりする。どんなに暑くても、食欲はある。たっぷりのおかずで、ご飯は、2敗は食べる。その後は、自営業ならではの特権だ。暑さが一段落する、3時近くまでは、昼寝をしたり、ゆっくりと過ごす。1時過ぎの我が家の居間は、二人と、一匹が、それぞれに、好きな格好で、ダラー~ダラーと、転がっている。

3時前に、午後の作業に出かける。冷たいビールを目の前にちらつかせながら、6時ころには帰宅する。片付けや、雑用を済ますと、7時近く。まだ明るいが、再びシャワーを浴びて、今日の作業日誌(このブログ)を付ける。それから、軽く夕飯の支度(大半は、朝の時間にやっておくから)。御苦労さまと、ビールでのどを潤すのは、ようやく、8時を回るころ。

大豆の播種準備 培土作り、トレイ土入れ、播種(3トレイ)

田んぼ畔草刈 水を入れながら、刈払機で終わらす


目覚時計

2011-07-12 19:42:50 | 暮らし

7月12日(火)   いちじ 

今朝の一番鳥は、めずらしく、ホトトギスだった。しかし、その余韻が消えるか消えないかのうちに、しまった!先を越されてしまったかと云うように、ヒヨドリの絶叫。そして、、、、、、、、。

そんな訳で、毎朝、ぼやきながら、寝不足気味に起きてくるより、ヒヨドリの絶叫を良き目覚時計とした方がよいかと、連れ合いの提案に乗ることにして、何日か経っている。まだ、慣れ切っていないので、さあ、本格的に、外仕事を始めようかという、8時過ぎに、急に眠気がきてみたり、昼寝をしようと思う、昼食後に、眠気がなかったり、まごついている所だ。

4時と云えば、ようやく明るくなりかける時間だ。まだ外仕事には、少し暗すぎる。30分たつと、外は、急激に明るくなる。外に出て、特に、ハウス内の作業をするには、最適だ。

しばらくの間、この確実に起きれる目覚時計を利用して、今年の、長い、長いであろう猛暑を乗り切ってゆこう。