畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

共同作業

2010-01-11 18:14:52 | 農作業
1月11日(月) 

朝から曇り空。だから、冷え込みはきつくない。
しかし、気温の上昇は、鈍く、日中も肌寒い。
そんな中、秀集落の共同作業。中山間農地維持活動の、共同作業。農道、水路の草刈。この集落は、野焼きなども、共同作業でやる。野焼き前の、草刈になる。
刈払機を動かしていても、一向に、暑さを感じることがないほどの気温だ。おまけに、汗をかかないようにと、薄着で、出かけてきたものだから、休憩時には、震えるほど。早々に、作業開始だ。
作業は、昼近くに、終了。集落の皆は、新年会を兼ねた、慰労会に入る。車出勤の私は、鮨オリと、缶ビールを受け取り、帰宅する。
午後は、こんな天気だし、明日は雨の予報なので、ハウス内の作業。大豆脱穀後のシート類の片付け。広げておいたので、乾いている。雨漏れで、濡れないように畳んで仕舞う。こぼれた大豆も少し拾うが、あまりに手間がかかり、馬鹿らしく、止めてしまう。後は、田んぼの肥料だ。

冬のバッタ

2010-01-10 19:08:15 | 農作業
1月10日(日)  いちじ 

今朝も、薄氷と霜が降りる。日中は、穏やかな晴れで、暖かい。
モアの刈り刃を交換し、竹平の田んぼへ。畔の草刈。午後は刈払機で、刈って、終わらせる。ここは、面積の割に、土手が大きく、刈払機による、作業が多いところ。

所で、この何日か、一月と云う真冬の草刈なのに、驚いたことがある。
この何年か、真冬になっても、セイタカアワダチソウや、チガヤ等の草が、完全に枯れ切ることがなくなっていた。セイタカアワダチソウは、上の方の葉は、茶色になっているが、地面に近い下の葉は、いくらか黄色みを帯びてはいるが、緑色を残している。チガヤなども、全体をみると、枯れているようだが、葉軸や、芯に近い短い葉は、枯れ切ることなく、緑を帯びている。いつ頃かは、定かでないが、少なくとも、私たちが、移住してきたころは、こんなことは、なかった。野焼きの時も、刈り払っていない枯れ草も、恐いほどに、よく燃えたものだ。最近は、刈り草でないと、燃えなくなった。
もっと驚くことが、あったのだ。
モアにしろ、刈払機にしろ、草刈作業をしていると、草むらから、ぴょんぴょんと、飛び出てくるものがいる。最初は、何気なく作業していたが、ふと、この時期、草むらに、動くものはいないはずと、気付く。そして、よく見ると、それらは、バッタ類だった。トノサマバッタもいた。ツユムシの類、オンブバッタ。今までも、ハウスの中では、オンブバッタやトノサマバッタが、越冬していたのを見たことはある。しかし、このところ、朝は、連日氷の張る気温だ。それなのに、いくら、陽だまりの土手だといっても、こんなに、バッタ類が、越冬しているのだろう。しかも、機械に身の危険を感じたにしても、ぴょんぴょんと、飛び出してくるとは。
これでは、イソップ童話の、アリさんも、せっせと働くのが、馬鹿らしくなるだろう。

慣らし運転

2010-01-09 17:57:27 | 農作業
1月9日(土) 

薄氷が張り、霜で真っ白な朝。氷の厚さは、昨日より薄い。
日中は、風も弱く暖かな日差しだった。

午前中は、一時間ほど、出荷を手伝い、刈払機を、車に、田んぼに行く。昨日の続きの草刈。今日は、刈払機で、法面を刈る。昨日のように楽な作業ではない。正月ボケを吹き飛ばせるか、どうかだ。
午前中は、約一時間半。午後も続け、三時間。予定していた、秀の田んぼ、60a分は終わらす。これだけやれれば、大丈夫だろう。鈍っていた、身体も気持ちも、回復しつつある。慣らし運転は終わった。本格的な、冬の農作業に入ろう。
草刈が終わったのは、四時半ころ。陽は山の陰に隠れた(山の近くの田んぼだから)が、まだ、充分に明るい。日の入りも、だいぶ遅くなってきた。夕方は、もう、15分以上長くなっているはずだ。陽も、「仕事に精出せ」と、掛け声をかけ始めたようだ。
空気は、ぐんと冷えてきた。汗をかかないように、シャツ一枚の体が、ブルットする。車に飛び込み、エンジンをかける。

始動

2010-01-08 18:03:29 | 農作業
1月8日(金) 

今日も、厚い氷と、真っ白な霜で始まった。
昨晩、茨城県のイチゴ栽培をしている、知人に電話する。イチゴを送ってもらったお礼だ。おのずと、天候の話となる。暮の半ばまでは、暖冬。雨も多く不順だったが、中旬過ぎから、冬型が安定し、寒さもきつくなったことで、ようやく安定してきたと、云っていた。 やはり、水道がパンクするのを心配して、水管理をするくらいの方が、好い天候だ。
午前中は、精米機の据え付け。ホームセンターへ、材料を買いにゆき、機械を使えるようにする。試運転。短時間で、精米完了。オーケーだ。
午後は、田んぼの畔の草刈。下旬ころには、野焼きがある。枯れている草も、刈らないで、立っていると良くは燃えない。野焼き前に、草刈はやっておきたい作業だ。また、地域によっては、共同の草刈もある。自分のところは、済ませておきたい。今日は、モアーでの作業。明日は、刈払機で、法面を刈る予定。
七草も過ぎた。いよいよ、始動しなくてはならない。

雑用

2010-01-07 18:59:00 | 農作業
1月7日(木)  いちじ 

朝は冷え、氷と霜。日中は、陽射しも強く、暖か。
まだ、本格的に仕事の中に入り込めない。大豆の脱穀が、そのままになっている。収穫した大豆も、そのままハウスの中。少し片づけようと始める。大豆を作業場に運ぶ。なにやかやで、100kg位はある。しかし、まだ、虫食いや、病粒も一緒だ。選別をしなければならない。これだけは、手作業、目選別だ。これからの夜なべ仕事となる。私は嫌いで、殆ど、連れ合いの眼力に頼ることになる。一割ほどは、減るだろう。
機械の、掃除。これも、内部の残粒や、残竿、ゴミなどを吹き飛ばし、出来るだけきれいにするが、完璧にはできない。シート類の片づけは、後回し。
昨日、籾すりした、米の石抜き。玄米出荷分を、180kg分やっておく。
夕方には、年末に、発注した、精米機を、機械屋が、持ってくる。精米機の調子が悪く、時間がかかるようになったので、取り替えることにした。モーターは、外付けの機械なので、今使っている機械の、モーターを取り外し、付け替える。機械が全く同じでないので、細工が必要。
その上、石抜き機との配置も考えなければならない。石抜機から、直接、精米機内に米が入るように作ってある。中間に余分な作業が入ると、手間がかかるし、余分な中継は、ロスが多くなる。(物流と同じで、中間にいろいろな業者が入ると、コストがつくことと同じ。中間をいかに省くかは、何事にも、大事なことだ。) こちらも、少々の細工が必要になる。部品を購入する必要が、あるかも。
完成せず、途中で終える。

などなど、結構やることは、あるものだ。

記憶

2010-01-06 18:32:17 | 介護日記
1月6日(水) 

出荷と、籾すり作業の後片付け。機械内の残米の掃除は、機械を動かしながら、コンプレッサーで、空気を送り、掃除する。冬場は良いが、春以降は、虫が湧くから、毎回の掃除には、時間がかかる。その後は、開口部を全て塞ぎ、シャッターがないところは、袋などで、覆っておく。ネズミの侵入防止策だ。これをやらないと、ネズミは、ほんの少しの、残米でも狙って侵入する。始末に負えない動物だ。

所で、正月休みのお話。
記憶って、どうなっているのだろう、と云う事。
母親は認知症。娘は、久しぶりの帰省。
娘は、私たちと違って、両親には、やさしく、接していた。家から離れてからは、帰省するたびに、言葉や心のサービスも欠かさなかった。
母親は、私たちが、娘のことを話題にしていると、ときどき、「どうしていますか? 元気ですか?」等、口を挟んでくることが、あった。
今回の初対面。
「わあ! 久しぶりだね。元気? 昔とちっとも変らない。」などと、満面の笑みと、全身で喜びを表すように、語りかけていた。
そして、それは、一日に何度も繰り返される、喜びの再会となった。
朝食の時、昼食の時、おやつを渡しに行く時、夕食の時、お休みの挨拶の時。三が日の間も、毎日繰り返された。
3日。母は、帰ってゆく時の娘には会えなかった。昼食の時が、最後だった。連れ合いが、バス停まで、送って行ったが、その時、トイレに入っていた。異常に長いその時間。娘は、待っていようとしたが、私は言った。「いつ出るか分からないから、行け」と。あわてて行くより、いいからと。
その日の夕食時。母は、娘のことを、話題にしなかった。


春雷?

2010-01-05 18:10:26 | 暮らし
1月5日(火)  ときどき 

真っ暗だった。目が覚めたら、強風が吹いていたのか、風の音に目を覚まさせられたのか、わからない。突風が吹いている。3時を少し回ったころだった。あまり酷くならなければよいがと、思いながら、うつらうつらしている。突然、まぶた越しに、黄色の閃光。目をつむっていても、周りが、一瞬、金色に光り輝いたようだった。そして、空気を響かす、轟音。だ。雨音もしてくる。二時間くらいは、続いたのだろうか。ずっと、目を覚ましていたわけではない。熟睡はしていなかった。
雨だからと、薄明るくなって、布団から出たのは、6時半ころ。は、治まってはいた。大きな水溜り。10㎜以上は降ったようだ。風は、南寄りの風だが、強く吹いている。
正月早々、春雷でもあるまいに。

今日は、一日籾すり作業で、終わってしまった。セットしておいた、籾すり機の位置が悪くて、据え直したりしたものだから、作業を始めるのが遅れたからか。
それと、今日から、母のショートステイ。今回は、初めて利用する施設。迎えに来るのが遅くて、10時過ぎ。それまでは、落ち着いて作業もできず、仕事始めの時間も、遅かった。米袋を34袋、保冷庫に入れたが、機械の片づけは、残してしまう。5時のチャイムが鳴ると、続ける気持ちはなくなる。まだまだ、鈍っている。

アルコール漬から

2010-01-04 18:17:03 | 農作業
1月4日(月)  ときどき 

初荷。初荷は、営業店の二軒だけ。
連れ合いが、野菜を取りに行っている間に、私は、片づけ。初荷のついでに、年賀便や、昨日帰った娘への荷物を、作る。
昼からは、連れ合いは、友人の養鶏場へ、タマゴ出荷の手伝い。彼らも、今日が初荷と、初出勤。
私は、片づけを続ける。暮の餅搗きや、なにやかやと、非日常の、宴会などの雑多な散らかりを、日常に戻す。イベントをやると、その準備と、片づけが一仕事だ。若い時は、平気で楽しんだが、寄る歳のせいか、段々、億劫になってゆく。若者が来てくれると、「さあ!」と準備する気にもなる。我が、ロートル仲間だけだと、「適当にやろうよ!」になってしまう。
とにかく、作業場は元に戻る。明日は、籾すりの予定。その準備に着手。大した作業ではないが、5時のチャイムが鳴るころまで、動いてしまい疲れる。とりわけ、正月の三が日の、飲んで、食べて、ごろごろとテレビを見てばかりいた、その付けが、身体にひびく。たっぷり三日間の、アルコール漬からの回復は、一日だけの、作業では、達成できない。
しかし、まだ、あれこれと、ハレの珍味は、盛り沢山。これから、やはり、一杯だ。

奇妙な余韻

2010-01-03 17:04:19 | 暮らし
1月3日(日)  ときどき 

正月三が日も、もう最後の日になってしまった。箱根駅伝は、二連覇で、幕を閉じた。いろいろな思いを胸に、彼らは、もう来年に向けてのスタートと、決意を新たにするコメントが、聞こえてくる。
私たちの生活も、非日常状態に別れを告げ、日常に戻らなければならない。何年かぶりに、正月帰省した娘も、17時のバスで、帰って行った。明日は、臨時便ではあるが、何軒かの初荷も始まる。29日から始まった、暮と正月の非日常のお祭りは終わり、連れ合いと、認知症の母との、三人の生活に戻った。ホッとしたような、けれども何となく寂しくなったような、そんな気持ちになっている。早く、日常に戻りたい気持ちもありながら、片方では、もうしばらく、非日常の空間に、浮遊していたいような、正月の余韻が、後ろ髪を引いているような、中途半端な状態だ。
今夜は、もう一晩、酒を飲みながら、この、なんとも、もやもやした、正月の余韻の中に、浸りこもう。お相手は、映画、「レッド クリフ」で。

年賀状ありがとうございました

2010-01-02 14:21:57 | 暮らし
1月2日(土) 

年賀状ありがとうございました。
と書いたところで、年に一度の、友人の来訪。再び、飲み始め、ほおっておいてしまいました。
改めて、年賀状をお送りいただいた方、ありがとうございました。
「畑のつぶやき」も、マンネリ化した感もありますが、私たちの農作業の記録として、続けてみます。面白いご意見等ありましたら、ご指摘ください。参考に、違う視点からも、考えることができるかもしれません。(1月3日 16時)