畑のつぶやき

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冬のバッタ

2010-01-10 19:08:15 | 農作業
1月10日(日)  いちじ 

今朝も、薄氷と霜が降りる。日中は、穏やかな晴れで、暖かい。
モアの刈り刃を交換し、竹平の田んぼへ。畔の草刈。午後は刈払機で、刈って、終わらせる。ここは、面積の割に、土手が大きく、刈払機による、作業が多いところ。

所で、この何日か、一月と云う真冬の草刈なのに、驚いたことがある。
この何年か、真冬になっても、セイタカアワダチソウや、チガヤ等の草が、完全に枯れ切ることがなくなっていた。セイタカアワダチソウは、上の方の葉は、茶色になっているが、地面に近い下の葉は、いくらか黄色みを帯びてはいるが、緑色を残している。チガヤなども、全体をみると、枯れているようだが、葉軸や、芯に近い短い葉は、枯れ切ることなく、緑を帯びている。いつ頃かは、定かでないが、少なくとも、私たちが、移住してきたころは、こんなことは、なかった。野焼きの時も、刈り払っていない枯れ草も、恐いほどに、よく燃えたものだ。最近は、刈り草でないと、燃えなくなった。
もっと驚くことが、あったのだ。
モアにしろ、刈払機にしろ、草刈作業をしていると、草むらから、ぴょんぴょんと、飛び出てくるものがいる。最初は、何気なく作業していたが、ふと、この時期、草むらに、動くものはいないはずと、気付く。そして、よく見ると、それらは、バッタ類だった。トノサマバッタもいた。ツユムシの類、オンブバッタ。今までも、ハウスの中では、オンブバッタやトノサマバッタが、越冬していたのを見たことはある。しかし、このところ、朝は、連日氷の張る気温だ。それなのに、いくら、陽だまりの土手だといっても、こんなに、バッタ類が、越冬しているのだろう。しかも、機械に身の危険を感じたにしても、ぴょんぴょんと、飛び出してくるとは。
これでは、イソップ童話の、アリさんも、せっせと働くのが、馬鹿らしくなるだろう。
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