畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

年賀状

2010-01-21 18:32:25 | 暮らし
1月21日(木)  いちじ 

朝、風が強い。いつころから吹いたか分からないが、目も覚めた。その上、小雨も降っている。庭にも、小さな水溜り。雨は、午前中、それほど遅くなく、上がったが、こんな天気を良いことに、昨日の続きと、机に就く。
母の近況を綴り、ご無沙汰をわびる書面を作る。私のほとんど知らない方も、何人かいる。高齢化した、核家族社会では、誰にも知られずに、亡くなってしまうと云う、報道がなされている。母のように、認知症になった老夫婦や、独居老人の場合、友人、知人から来た、手紙なども、返事もせず、そのまま放置。自然と、交流がなくなり、ますます孤独になってゆく、と云うようなことが、あるのだろう、などと、思いながら、初めての、宛名を書く。だいぶ少なくなったのだろうが、なにやかやで、12通あった。

午後は、出荷用の段ボール箱の納品があり、受け取り、作業場の棚の上に片づける。製造工場への発注なので、最小単位の購入だが、約600箱だ。結構かさばり、場所取りだ。
その後も、作業はせず、昨年の会計整理に手を付ける。

年賀状

2010-01-20 18:22:44 | 暮らし
1月20日(水)  ときどき 

朝のニュースから、大寒なのに、4月並の暖かさになると、大騒ぎ。けれど、曇りがちで、それほどには、春の気分は、味わえなかった。一日、出荷作業で、終わってしまう。そういえば、作業場で、寒いと感じなかったから、暖かだったのかと、変に、実感する。
今日は、大寒であると同時に、二十日正月。正月も、この日をもって、納めとなるらしい。だから、この日に、どんどん焼きがあり、お飾りを焼くのだそうだ。
もうひとつ、七十二候は、款冬華。「かんとうはなさく」は、ふきのとうが出始めるころ。ちなみに、わが家では、4~5日前に、連れ合いが、ふきのとうを取ってきた。

出荷作業を終えると、もう四時近かった。外仕事をしてもしようがないと、年賀状の整理。二十日正月だからという訳ではないが、やってしまおうと。と云っても、両親あてのものだ。2005年に父が死んで、もう5回目の正月だ。今までは、すべて、母に任せておいたが、どうも、ちゃんとやってはいなかったようだ。今年は、すべて、こちらで管理しようと。そういえば、この数年は、はがきなどは、書くこともなく、もっぱら、思いだしたときに、電話だった。だから、ごく少ない、特定の人としか連絡を取っていなかった。その電話も、今では、全く使わなくなった。
で、今回も、父あての年賀状が、三通。詫び状を書き、5年前の、父の「永眠案内」を開いて、印刷し、封筒に入れる。(パソコンの威力で、一発だ)
もうひとつやらなければならないことがある。母あての、年賀状だ。渡しても、どこにやるか分からないから、控えを取ってある。当然、何の返事もしないのだから、今年は、私が、母の近況報告を、送るべきだろうと。

泣きっ面に蜂

2010-01-19 18:45:10 | 農作業
1月19日(火)  いちじ 

朝はしっかり氷が張る。日中は、予報通りに、暖かになる。これ位だと、外仕事も、気持ちよくやれる。
畑周りで、花畑。久しぶりである。今年は、菜花の出来が良くないので、自然食品店への卸を止めた。おかげで、私の畑出勤は、激減。畑の様子を見て、秋ジャガイモで、「アンデス」を少し掘り、収穫。このところ、秋ジャガイモの出来が良くなく、昨年は、ほとんど全滅状態。「アンデス」以外は、掘るだけ無駄である。イモがほとんど大きくなっていない。「アンデス」も、全体に小さいが、まだ、使えるものもあるので、掘ってみる。本来なら、昨年のうちに、収穫すべきものだが、労に対する見返りが、少なく、やる気が湧かなかった。ある程度掘ったが、使えそうなものは、10kgもなさそう。その上、霜や氷の気温に合わせたせいか、悪くなっているものもあり、泣きっ面に蜂の気分で、車を走らす。

午後は、片づけ。トタン類をリサイクル店に。トラックに一台ほどもあった。

ソラマメ中耕除草

2010-01-18 18:43:20 | 農作業
1月18日(月)  ときどき 

今日も、氷の張る朝。しかし、日中は、だいぶ暖かく感じれるように、なってきた。空も、冬晴れと云うより、雲が、ときどき太陽を隠す、そんな曇りがちの、一日だった。
久しぶりに、畑に回る。管理機を積んで、ソラマメ畑。黒マルチで、植えてはあるが、畝間は、広く、細かい草が、びっしり芽を出している。イネ科の牧草は、10㎝にも伸びている。が、全体的には、まだ短く、作物には、全く問題ない。しかし、2月も下旬となり、暖かさが加わる、日長が増すと、ぐんと背丈が伸びてくる。今くらいに、一度叩いておくと、草の量は、かなり少なくなる。ソラマメ自体も、背が伸びて、日陰を作るから、草の発芽も抑えられる。
3月に入るころ、もう一度、中耕除草の為、管理機を走らすと良いのだが。とにかく、粘土質で、石も多い畑。乾いている、今日などは、管理機が、飛び跳ねるような感じだ。けれど、これくらいじゃないと、土が細かくなり、除草の効果は現れない。雨で、水分を含んだら、グチャグチャ、管理機は役立たない。天気回りに、うまく作業できるか、それ次第だ。
うまくゆけば、収穫の時に、うんと楽になる。

ごごは、家周りの片付け。トタン類は、ほぼ集め終わる。屋根下地の材木類は、焼却。

農産加工

2010-01-17 18:47:11 | 暮らし
1月17日(日)   ときどき 

今日は、何もしないで、過ごしてしまった。朝は寒く、外に出るのが嫌になり、パソコンの前で、事務処理。昼食時、連れ合いが、「今日の駅伝は何チャンネル?」の、呼びかけで、三時ころまで、テレビ観戦。もう外は、陽も斜めから。みそ作りの麹用の精米を、一俵分下だけ。
ベーコン作りで、真空パックができなくなり、不自由していたが、家庭用でない、業務用の真空パック機を欲しいと思っていた。しかし、ベーコンくらいの大きさを処理できる機械は、かなり高価で、手が出ない。そこで、業務用の、吸気式の密封包装機を見つける。金額的には、かなりするが、農産加工品作りには、何かと便利に使えそうだ。ネットの検索で、なにやかやと、二時間ほど調べ、見積もりを取る手配をする。
我々二人、これからは、体力も弱くなっていくだろう。今日も、寒さで、外に出る気力を無くしたし。これからは、今まで、無駄にしていたような、農産物を、加工して、保存していくような、体力をあまり使わない農業を、取り入れる必要もありそうだ。そのためにも、ある程度、機械設備を導入してゆかなくてはならない。
出荷できないダイコンや、余分な大根を、切干にしているが、こうしたものも、吸気パックにしておけば、保存性は上がる。そして、野菜の少ない、端境期に、利用もできる。このような方向も、少し考えて行く必要が、ありそうだ、などと、老夫婦の会話。

片づけ

2010-01-16 18:21:17 | 農作業
1月16日(土)  いちじ 

寒い朝。9時近くなっても、バケツの表面が、うっすらと凍って行った。こんな現象始めてみた。鶏舎の水飲み器の給水パイプが、凍って破裂すると困るので、毎夕、水を止めておく。今朝、水を出した。その時、(8時ころ)バケツに水を入れた。9時ころ見ると、その水の表面に、ごく薄い氷が張っていた。それほどの寒さと云う事。この寒さは、日中も変わらず続いた。
午前中は、出荷作業。何度も、手、指先を、温めながら。
午後は、片づけ。草や、雑多なゴミの中から、旧鶏舎の屋根だった波トタン等の、鉄くずを集めて、縛る。拾い集め、まとめて、リサイクル業者に持って行こうと思う。それにしてもかなりの量になりそう。手が冷たいからと、ゴム手袋を買ってきて作業する。こんなことは初めてだ。軍手でさえ、嫌いで、ほとんど使わなかったのだが、今では、軍手の愛用者。その上、作業勝手が悪くなる、厚手の、ゴム手袋まで、使うようになるとは!!
それほどの寒さなのか、それとも、老い? 

雉始雊

2010-01-15 18:59:29 | 暮らし
1月15日(金)  ときどき 

今朝も氷が張る寒さ。
午前中は、畔の草刈。刈払機で、二か所終わらす。
午後は、刈払機の刃を研ぐ。この間の草刈で、20枚ほど、溜まっていたので、全部研いだら、二時間ほどかかる。その後は、作業場の外の片づけに着手。以前の鶏舎や、餌小屋の跡地で、散らかっている。小屋を解体した、屋根トタンや、網など、燃せるものは燃したが、燃せないものが山になっている。敷地の有効利用ができていないから。しばらくかかりそうだ。
所で、タイトル、読めますか? 早速登場した、七十二候です。
雉始雊(ちはじめてなく) 雄の雉が、雌を求めて鳴くころ、だそうです。
鳥達の繁殖の季節が近づいていてきた、と云うことでしょう。わが家のニワトリも?。それは、もう少し後のようです。お楽しみに。
一方で、1月15日は、小正月。当地では、行事はないようだが、あちこちで、さまざまな行事は、行われている。
私の生まれた、魚沼の地では、(鳥追い)と云う行事があった。雪の室を作りその中で、甘酒や、お菓子などを食べる。全国的には、カマクラと云った方が通じる。地元では、なんといっていたかは忘れた。カマクラで、ないことは確かだ。子供たちは、集団で、「鳥追いだ! 鳥追いだ!」と囃しながら、村中を歩いて回る。米作りにまつわる行事の一つで、米を食べるスズメなどの被害を、少なくしようという、お祭りだ。
ただ、地区によって、日付は違い、街の方は、2月15日だった。一月より、二月の方が、積雪量は多い。街場の雪室は、大きく、幾部屋もあるような、雪の家を作っていて、羨ましく、思ったものだ。 

ネット購入

2010-01-14 18:25:27 | 暮らし
1月14日(木)  いちじ 

寒く、氷の張る朝。日中は風は冷たいが、いくらか、暖かさを感じられた。連れ合いは、朝から出かける。

午前中は、田んぼの草刈。三か所の田んぼ、モアによる草刈。
午後は、これからの畑に使う、マルチなどの資材の、在庫の点検。足りないようなものは、注文する。
このような、農業資材も、インターネットで、注文できる。金額も、ホームセンターと同じくらいだし、ある程度まとまれば、送料が無料になり、ネット割引もある。消費する側からみると、かなり、お得な買い方だ。その上、店舗までの交通も必要ないし、品物の運搬もいらない。机に座って、注文できる。決済も、カード、ネット銀行などを利用すれば、本当に、何もすることなく、商品が、手元に届く。
現物を見れないという欠点は、あるが、全く初めての商品とか、感覚的好みが価値になる商品でない限り、問題はない。農業資材などは、使い勝手は、ほとんど同じ。大いに利用できる。少量だと、運賃に取られるので、半年ごと位に、まとめて注文する。
ホームセンターや、このようなネット資材店が増えることで、農協や、園芸店は、利用されなくなるが、これも時代の流れ、しょうがないのだろうか。

2010-01-13 18:32:30 | 暮らし
1月13日(水)  ときどき 

雨は、夜中のうちに止み、冷え込みもない朝。しかし、風は強く、気温もほとんど上がらない、寒い一日だった。
出荷作業。二人でやり、早く終わるが、あまりの寒さに、外仕事は、止める。長靴に、使い捨てカイロを入れて作業したが、作業場のコンクリート床からの冷えは、尋常ではない。と云うのも、きっと、年齢のせいだろうが。家の中での作業を選び、茶豆の選別を終わらせ、黒豆の選別に。こちらも、良い粒だけを、種取りも行う。つい先ほどまで、熱中し、終わらせた。

所で、連れ合いが、面白いカレンダーを、手に入れてきた。知人のところで、見て、面白いからと、取り寄せてもらったという。
歳時記カレンダーと云って、俳句、お茶、生け花等を、楽しむ方へ、とある。要するに、季節季節の移ろいを、細かく記した、暦だ。二十四節気と、七十二候を、分かり易く説明している。
二十四節気は、知っていたし、載せてある暦も、多い。ニュース等でも、話題に上る。一年を、二十四に分け、その移り変わりを、自然風物の移ろいとして、暦に取り入れたものだ。約、15日ごとに、節気がある。ちなみに、一月は、5日が、小寒だった。
七十二候は、全く知らなかった。これは、節気をさらに三つに分け、5日ごとに、その時候に、特徴的な、自然現象を、当てはめたものだそうだ。当然、こうした暦は、中国から伝わったもので、日本の気候と、合わないものも、多かっただろうが、江戸時代以降に、日本の風土に合わせ、修正したものだそうだ。
暦は、農耕と密接につながり、農事の、適期を知る知恵だったようだが、今や、そうした季節間は、失われつつあり、趣味の世界で、生き残っているのだろうか。
が、とても、面白い。一年を通して、お知らせしてゆこうと思う。
すでに過ぎた、一月の候は、
1日が、雪下出麦(せっかむぎいだす) 雪の下で麦が芽を出すころ
5日が、芹乃栄(せりすなわちさかう) セリが盛んに茂るころ
10日が、水泉動(すいせんうごく)  泉の水が温かみをもつころ
後69候あります。関心のある方、お楽しみに。

大豆選別

2010-01-12 17:55:28 | 農作業
1月12日(火) 

予報通り、雨。7時少し前ころより、降り始める。朝は、冷え込みもなく、降り始めの小雨の中も、寒くは感じない。犬の散歩の連れ合い、「防寒着はいらない」。しかし、気温は、上がるどころか、下がってくる。寒い雨の一日となる。
明日の出荷の準備を一時間ほどするが、それ以外は、居間で、ストーブの脇に座り、大豆の選別機となり、一日過ごす。
まず、適当な大きさ(A4位か)の菓子箱(お盆でもよい)を用意する。その箱の中に、脱穀袋の中の大豆を1~2カップ位すくい入れる。そして、箱の底全体に、大豆を広げる(この時、大豆が、全体の8割位になるように、量を調整する)。多すぎるとやり難い。虫食いや、未熟粒、病粒を、拾い出す。一通り、拾い終わったら、箱を揺らして、豆を転がす。天地が返ったり、離れたりして、広い落しが、現れる。良い豆だけが残るように、何回か、繰り返す。良い豆は、殆ど、ふっくらとした、まん丸い粒。箱をゆすると、ころころ転がる。全体が、スムーズに転がると、ほぼ完了だ。良い豆を、保存袋に移す。
これが一工程だ。目をしっかり見開き、悪い豆を、一粒づつ、指先で、拾っていく。根気のいる、繰り返し作業だ。私の、最も苦手とする作業だ。しかし、必要に迫られ、覚悟を決めて、やり始めると、はまってしまうのも事実。乗ってくると、もう一回、もう一回と、後を引いてしまう。
今回も、はじめてしまったので、ついでだからと、茶豆の、極良粒だけを拾い、来年の種取りも、やってしまった。