畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

さつま芋

2009-10-11 18:35:25 | 農作業
10月11日(日) 

午前中は、昨日に続き、さつま芋掘り。腰の痛いのに、続けるのには、わけがある。さつま芋は、実に、六品種を栽培している。一般的な赤い皮で、黄色の肉のものものを、三種類。ほかには、紫の肉のパープルスイートロード、白の皮で、肉が黄色の黄金千貫、肉のオレンジ色の安納芋は、皮が黄色とピンクの二種類。
今年は、苗作りに失敗して、種苗店から、買い増ししたが、苗も作るから、種芋を確保しておかなければならない。そのために、しっかりした種芋を貯蔵するために、掘り取って、選別している。量的には、せいぜい、10kgほどあればよいのだが。蔓では、見分けがつかないから、実際に掘って、品種の区別をしなくてはならない。(それぞれ、分けて植えてはあるが、堺が分からなくなってしまうので)
特殊な、三種類は、種芋の選別が終わる。

午後は、先週の雨の影響で、遅れてしまった、畑のロータリー耕。野菜苗が、植付期に入ってきた。急いで、マルチを張らなければならない。

拾う神

2009-10-10 18:46:36 | 農作業
10月10日(土)  ときどき 

やはり、野菜の種類も、量も少なくなってきた。今週の雨の間、気温は低く推移した。そして、昨日は、台風一過で、少し暖かだったが、夕方からは、ぐっと冷え込んだ。今朝も、犬の散歩から帰った、連れ合い、「今日は、寒い」。この台風が過ぎることで、夏からの秋から、冬へ向かう秋に、変わってしまったようだ。今年は、あまり出来の良くなかった、ナスや、オクラはほとんど収穫なし。トマトも少ししかとれない。
そんなわけで、急きょ、助っ人のお出ましを、早めることにした。ヤマイモを収穫して、発送することにして、畑に出かける。例年と比べると、少し、早掘りの感じだが、割と出来は良い。全体に、大きくなっているものが多い。充分、代わりになってくれる。
今日は、もうひとつ、我が家での、初出荷の野菜が加わった。レンコンである。私たちは、蓮田はない。友人のところで、今年は良くできたから、使ってほしいといってきた。この端境期。野菜が少ない時、珍しいもので、大助かり。捨てる神あれば、拾う神あり、とはよく言ったものだ。

午後は、さつま芋掘り。腰が痛い。

助っ人

2009-10-09 18:39:29 | 農作業
10月9日(金)  のち 

午前中は、台風一過の晴天。午後は、曇ってしまったが、空気もすがすがしく、気持のよい、秋の一日だった。
すっかり、ご無沙汰してしまったような気持ちで、畑に。
耕しておいたところは、小さな緑の芽が、びっしり。いろいろな草の種が発芽している。とにかく、きれいに耕しても、一週間もすると、発芽する。土の中には、どのくらいの種類の草が、どのくらいの数の種を、落としているのか分からない。
こんな状態で、野菜を植え付けても、草が勝ってしまう。少なくとも、野菜も同じスタートラインに立たせなければ、勝ち目はない。管理機で耕し、発芽した草を土に、うないこむ。その後を整地し、マルチを張る。短いマルチを二畝だけだから、わざわざ機械は使わない。
ニンニクを植える。
明日の出荷用に、さつま芋を収穫。ついでに、ヤマイモも四株ほど、掘ってみる。しっかり大きくなっている。来週くらいからは、出荷できそうだ。夏野菜が少なくなるなか、力強い助っ人の登場だ。

台風一過

2009-10-08 21:18:57 | 暮らし
10月8日(木)  そして  たり  たり

まず、ほとんど被害は、受けなかった。一安心。
雨は、午前中、早いころに上がり、台風一過のような、陽が照ってくる。しかし、台風はまだ、通り過ぎてはいない。強い風は、収まる気配はない。空も安定せず、急に、真っ黒の雲に覆われ、大粒の雨が落ちてきたり。低気圧の通過による不安定な気象現象が続く。風も弱まり、空も安定してきたのは、昼もかなり過ぎてからだった。
昼食後、風の中(といっても、吹き飛ばされるような風ではない)、畑を見に行く。ほとんど被害はない。べた張りの不織布も、浮き沈みはしているが、飛ばされるようなことはない。ヤマイモの棚もなんともない。背高く伸びたヤーコンもしっかり立っている。いつもの畑の風景に、安心する。
と、不敷布の下、小さな緑の点々が。ニンジンの畝でも。
9月11日に蒔いたニンジン。発芽していないところが、2割ほどあった。そこに、小さな双葉が、両手を広げるように、そよいでいる。16日、28日に播種した、菜っ葉類も、ところどころ、土色のところがあった。そんなところの、種が、この長雨をたっぷり吸って、命を吹きかえし、双葉が、緑色に日を浴びている。台風の害どころか、この雨で、畑は、よみがえったようだ。(太陽熱処理の透明マルチを張ったところは、水分が少なかったようだ。特に、真ん中の方が乾き気味で、発芽状態が、悪かった)
夏野菜の畑も、倒されるようなことはなかった。もう、それほどの収穫は、あてにはできないが、たっぷりの水分を蓄えた畑で、もうしばらくは、つないでくれるだろう。
雨の量も、極端な大雨ではなかった。強粘土の畑以外は、明日からでも、機械を入れての作業も、なんとかなりそうだ。
台風一過の晴天が、数日は続きそうだ。気持ちよく、畑仕事ができるだろう。

台風接近

2009-10-07 18:33:27 | 農作業
10月7日(水) 
止み間もあるが、一日雨が続く。降り続くこと三日目。乾ききっていた大地も、さすがに、飽和状態を超えた。庭は水溜りができ、グチャグチャ。
畑も、耕して平らになっている所でも、低いところに、水がたまり始めていた。
外仕事はできないので、二人で出荷作業。この間の気温の低さと、雨も手伝って、夏野菜が、急に取れなくなり、さびしい箱の中になってきた。昼食をはさんで、午後には、すぐ終わる。
その後は、雨休み。のんびりしていた。

台風が近づいている。これからの雨は、100㎜以上の降りになりそうだ。風はどの程度になるかは、まだわからない。しかし、当初、想定していたよりは、通り道は、離れてくれたようだ。スピードも速くなり、明日には、通過し、金曜日には、晴れマークが出てきた。
最初のころの予報では、紀伊半島から、東海地方にかけて上陸するような進路予報だった。それが、週明けころには、四国の東から、関西地方を通り、北陸方面に抜けるような、予報になった。直撃は免れそうで、少し安心した。(進路になってしまう地域の方々には申し訳ないが) ただ、かなりの強風は予想されるので、ハウスの補強や、植木鉢などの片付けなど、強風対策は、しておいた。
しかし、その予報も、安心できるほど、確かではないようだ。直撃ということは、ほぼないとは思うが、台風の進路予報が、今朝から、少しづつ、東方向になってきている。朝は、紀伊半島から能登半島、そして秋田付近。昼には、紀伊半島から魚津市付近から秋田の東へと。夕方は、紀伊半島の田辺市付近から日本海側の、上越市付近から、新潟市近く。
発表のたびごとに、スピードも速まるが、少しづつ、東にコースを変えている。
暴風域がかかるのかどうか、かかるとしたら、どの程度の風速の風なのか。ハウスの被害は?。畑には、防虫の不織布のべた掛けがある。それらはどうなるか。もし吹き飛ばされたら、発芽した芽は、舞う不織布にたたかれて、かなりの被害になる。
幸いにして、住む場所は、洪水の害も、土砂崩れなどの害も心配ないところだ。贅沢なのかもしれないが、野菜たちに、害がないことを、祈っている。

間引き

2009-10-06 18:30:55 | 農作業
10月6日(火) 

小雨が降り続く。時折、合羽は、いらないほどになりもするが、曇りといえるような天気ではない。
午前中は、畑。ニンジンの間引き。雨が降らず、カラカラ状態だったので、ストレスを与えるのではと考え、間引き作業を控えてきた。そのせいもあり、もう限界に近くなってきた。雨だからと、作業を延ばしては、おけない。
葉と葉が絡み合うほどに、育ってしまい、気を使いながらの作業になってしまう。雨足が少し強くなったりしたが、急ぐところは、どうにか終わらせた。
育っているものは、もう、親指くらいに太ってきた。ニワトリにやるだけでは、もったいないので、明日の出荷に、少し使うことに。太めの、きれいなものを選り分ける。
午後は、少し小雨になり、合羽の帽子を脱げるほどにもなる中、台風対策。
ハウスの補強。この何年か、台風の直撃はなかったので、ハウスも気が緩んでいるような状態。ポリフィルムを押えているマイカ線も、かなり無くなり、欠けたままになっている。ハウスのフィルムは、パイプに止めてもあるが、マイカ線を強く張ることで、パタパタと、浮きあがるのを防ぎ、風対策としている。まずは、欠けたマイカ線を新たに張り直す。第一の、台風対策だ。
今度の台風は、40mもの強風で、上陸するようだ。そんな台風が、直撃してきたら、とても持たない。吹き飛ばされたり、鉄パイプごと、グチャグチャにつぶされてしまう。そんな被害を受けそうなときは、ポリフィルムを切り取り、パイプむき出しにして、風の抵抗を少なくするしかない。第二の対策は、中の作物や、ポリフィルムは、犠牲にして、ハウスの骨組みの被害を、避けるというやり方だ。
さあ、台風18号。どんなコースを通るのだろうか。二日ほどは、気象情報とにらめっこだ。

長雨に

2009-10-05 18:21:19 | 暮らし
10月5日(月) 

朝から小雨が降ってくる。犬の散歩に行っていた連れ合いは、小走りで帰ってくる。着替えるほどに、濡れてしまったらしい。
予報は、雨は午後からだった。午前中は、鶏糞を撒いた畑を耕す予定だったが、パーになったしまう。この予定ができなかったことにより、長雨が上がり(金曜までは降り続き、台風の影響で、大雨も予想される)、畑にトラクターを入れられるようになるまで、一週間ほど作業は遅れる。
昨日午後から、「施食会」がなければ、耕しておけた。(雨になる前にと、サツマイモを収穫しておいたのは、大正解だった)。このちょっとした作業をやれたかどうかで、一週間もずれてしまうのが、自然相手の農業の現実。そして、この一週間ほどの遅れが、作物の生育に、どのような影響を及ぼすか。それは結果を見なくては判らない。
それが、農業の大変さでもあるし、面白さでもある。その上、長い周期の気候の変動。それがどう影響してくるのか。なんとも、一つの正解は、得られない。

雨なので、作業場内。米収穫作業後の掃除。貯蔵カボチャなどの整理。鶏の餌行き分は、切っておく。さつま芋の整理。
昼から、雨も小降りになってきたので、二時間ほど畑に出る。合羽を着てだが、ニンジンの間引きをする。

施食会

2009-10-04 18:50:57 | 農作業
10月4日(日)  ときどき 

気持ちよく晴れた一日。午前中は、畑に行き、まだ、しっとり湿った畑で、さつま芋の収穫。ポリマルチを張ってあるので、土の中は、それほど湿っていない。しばらくは、秋雨前線が活躍するらしいので、多めに収穫しておく。
午後は、お寺の年中行事。施食会(施餓鬼)である。お寺の行事といえば、私たちの住むところでは、それほど多くない。年頭の正月1日、檀家総会。6月15日、寺および墓地の草刈。そして、施食会である。
私の生まれ育った地域での、寺の行事が、どんなだったかは知らない。すべて、親任せであり、考えたこともなかった。そして、寺や神社とは、全くつながりのない、都会生活を続けていた。そして、35歳。農業ということで、房総の農村に移り住んだ。全くの偶然で、同じ集落に、生まれ育ったところと同じ、宗派の寺院があった。何のためらいもなく、生まれ故郷のお墓を、移してしまった。
墓参りのために、大移動というお盆休み、(正月休み)の、帰省ラッシュを、こんなバカげたことはないと、思っていた私は、決めていた。
私たちが、住むところに両親が同居するとしたら、お墓も持ってくると。その後の、納骨を、大移動するような地にしたくない。法要のような儀式を煩わしくしたくない。ただそんな気持ちと、墓が地元にあるということによる、地の仲間意識。農業には、それが必要だし、かなり大きな要素になると、思った。同じ地に墓を持つことによる、仲間意識。少なくとも、30年ほど前には、かなり大きな要素だったと思う。
そんなことで、私たちは、移住と同時に、居間の寺の檀家となった。父が、元気なころは、檀家づき合いは、任せておいた。
この6~7年私の役割になった。ちなみに曹洞宗である。

十五夜

2009-10-03 18:53:52 | 暮らし
10月3日(土)  のち 

降らないときは、降らないで、降り始めると、これでもかとばかりに、降り続く。明日は晴れるようだが、その後は、ずっと傘マークが途切れない、週間予報。今年は、秋雨が遅れ、10月になってから、やってきた。その上、非常に強い台風が、かなりの確率で、やってくるようだ。北の高気圧が強まって、張り出してくれれば、南の海の上を通ってくれるのだが。今の感じだと、秋雨前線にそって、直撃するようだ。この何日かは、気象情報を欠かせない。
雨の一日なので、出荷を手伝う。まだ、夏野菜が続いている。しかし、それもそろそろ終わる。秋野菜の生育は、水不足で、かんばしくない。夏と秋、冬の端境期。野菜の切り替えがうまくゆかず、頭を抱える季節に、なってきた。
二人でやるので、早く終わり、その後は、籾すり機などの、分解掃除。
所で、今日は十五夜。夕方には曇り空に変わっていたが、はたして、その雲は、消えてくれるのだろうか。外に出てみる。東の空。雲が流れている。雲には形がある。一面の曇り空ではなくなっている。雲の向こうに月明かりが、明るくなったり、暗くなったり。雲の動きが、影絵のように、はっきりわかる。切れ間から、月は顔を出してくれるだろう。しばらく、立って待っている。雲の向こうの月明かりが、だんだん明るくなる。と、白いうす雲の向こうに、まん丸の月が透いて見えてくる。そして、うす雲が流れ、くっきりと、十五夜の月が顔を出す。
お供えはしていないが、秋の月に、収穫を感謝する。

貯蔵

2009-10-02 18:50:10 | 農作業
10月2日(金)  いちじ 

雨の降り続く一日。午前中は、一時、強い雨にもなる。その後は、止み間もあるが、パラパラ続く。
作業場の中での作業で、一日終わる。
籾すりした玄米を、保冷庫内に運び、積み上げる。玄米で、出荷する分に関しては、石抜き機に通して、石抜きしてから入れる。25袋(30kg入)ほど石抜きしたので、、ほぼ一日仕事になる。
ほぼ、今年の分は、保冷庫に貯蔵したことになる。