畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

施食会

2009-10-04 18:50:57 | 農作業
10月4日(日)  ときどき 

気持ちよく晴れた一日。午前中は、畑に行き、まだ、しっとり湿った畑で、さつま芋の収穫。ポリマルチを張ってあるので、土の中は、それほど湿っていない。しばらくは、秋雨前線が活躍するらしいので、多めに収穫しておく。
午後は、お寺の年中行事。施食会(施餓鬼)である。お寺の行事といえば、私たちの住むところでは、それほど多くない。年頭の正月1日、檀家総会。6月15日、寺および墓地の草刈。そして、施食会である。
私の生まれ育った地域での、寺の行事が、どんなだったかは知らない。すべて、親任せであり、考えたこともなかった。そして、寺や神社とは、全くつながりのない、都会生活を続けていた。そして、35歳。農業ということで、房総の農村に移り住んだ。全くの偶然で、同じ集落に、生まれ育ったところと同じ、宗派の寺院があった。何のためらいもなく、生まれ故郷のお墓を、移してしまった。
墓参りのために、大移動というお盆休み、(正月休み)の、帰省ラッシュを、こんなバカげたことはないと、思っていた私は、決めていた。
私たちが、住むところに両親が同居するとしたら、お墓も持ってくると。その後の、納骨を、大移動するような地にしたくない。法要のような儀式を煩わしくしたくない。ただそんな気持ちと、墓が地元にあるということによる、地の仲間意識。農業には、それが必要だし、かなり大きな要素になると、思った。同じ地に墓を持つことによる、仲間意識。少なくとも、30年ほど前には、かなり大きな要素だったと思う。
そんなことで、私たちは、移住と同時に、居間の寺の檀家となった。父が、元気なころは、檀家づき合いは、任せておいた。
この6~7年私の役割になった。ちなみに曹洞宗である。