畑のつぶやき

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食、農への思い

研磨

2009-07-17 19:41:18 | 農作業
7月17日(金)  いちじ 

昨日の暑さがうそのよう。曇り空で、朝から、雨がパラパラ。予報は、曇りだが、降ることもあるようだ。が、傘が必要なほどにはなるまいと、畑に行く。草マルチをするには、まず、畝間の、大きな草くらいは、抜いておかないと、と、草取りを始める。時折の、パラパラも、程よく、快調に作業する。
一時間ほどすると、雨足が強くなり、このままでは、びしょ濡れになるくらいに。車の中にしばらく避難。が、どうも、小降りになりそうもない。草もかなり濡れて、しゃがみ込んでの作業には、不向きになってきた。草取りはあきらめ、一度帰る。畔草刈りに切り替えることにする。
その後は、傘が入用なほどの降りはないが、パラパラは、終日続く。

草刈をする刃は、モアも、刈払機も鉄製だ。どちらも、高速で、回転して、草を刈る。当然、草だけを切っているわけではない。真平らな所ならいざ知らず、地面はでこぼこがある。石もあるし、側溝などのコンクリートの脇も刈ることになる。ある程度作業をすると、刃も減ってくる。刃先が丸くなり、切れが悪くなる。
最近は、刈払機の刃は、チップソーといって、刃先に、硬質の小さな物質をはめ込んだ刃が多くなっている。これだと、刃先が減ることはほとんどない。しかし、鉄の円盤に、違う物質を、埋め込むわけだから、そのチップが、取れることがある。石とか、コンクリートなどに激しくぶつかると、欠け落ちる。こうなると、刈り刃の役に立たない。刃先は、30とか、40とかの数だから、2~3個の欠落なら、さして影響はない。しかし、半分近くもかけると、もう役に立たない。捨てるしかない。鉄の円盤は、そのままなのに。
わたしは、旧来からの鉄製の、八枚刃を使っている。これだと、一時間以上も作業すると、切れが悪くなる。小石の多いところの作業などでは、刃先が丸くなり、極端に切れが落ちる。だから、何枚もの刃を持ち歩き、交換しながら、作業する。いつも、よく切れる状態で、作業ができる。
交換した刃は、再度、研いで、刃をつけると、同じように切れる刃に再生する。一般のグラインダーなどで研磨するのは、なかなか難しい。円のバランスが悪いと、回転が不安定になる。専用の八枚刃用の研磨機を使う。直径25cm位の刃が、20㎝以下になるくらいまで、研ぎ研ぎ使う。小さくなったものも、使えば使えるが、作業の能率が落ちるから。
今日は、雨もポツポツしていたので、刈払機の刃を、研ぐ。今までたまった、30枚ほどを、二時間くらいかけて、切れるようにする。