なんとも不思議な形をしたノコ。
いつもお世話になっている、ミツロウワックスの小川耕太郎さんから見せたいものがあると電話が…
試し切りさせてあげたい、とわざわざ持ってきてくれたのがこのノコギリでした。
正直、ゼットソー(量販タイプの替え刃式鋸)しか使ったことのない私。
ノコ=ゼットソー(下の写真右側)。
比較対象に替え刃式とともに試し切り。
一目瞭然ですが、上が替え刃式。下が長勝ノコ。
全く同じ材を切ってこんなに違う!まるでカンナをかけた後のような仕上がり。
たても斜めもあり得ないほどスパッと切れる。
正直驚きです。
後、三手はひくだろう…というところで
あらっ?
切り落とされてしまうんです。
気をつけて~と何度も言われているのに“チンっ”と地面にぶつけて冷や汗もの。
いやはや慣れるのにしばらくかかりそうです。
一般用に開発され、職人さんの手で作られるこの長勝さんのノコの最大の特徴は、
刃の間に作られている“窓”
この“窓”のおかげで木くずが刃にたまらず、まるでチーズや豆腐を切っているかのようなスムーズさ。
その秘密はこの刃にもあるようで刃の角度も通常より鈍角。
素人の私には、なぜこんなに切れるのかよくわからない不思議なノコです。
プロが使う道具、決して安くはないですが、この切れ味。
思わず一本買ってしまいました。
涼しくなってきてまたリフォームを再開するからいいんです。
そう自分に言い聞かせ、しっかり働きます!!
興味のある方は未晒しミツロウワックスで有名な小川耕太郎&百合子社のホームページへ
(整体人)
最近、名人級の職人さんと出会う機会がたてつづけにあり、かなりバタバタしています。一人の職人さんが手仕事でつくられるものなので商売にはなりませんが「この技術を何らかの形で残したい」という想いだけで、動いている主人です。(笑)でもそんな想いから続いてきたのが蜜ロウワックスなので、今は蜜ロウワックスの売り上げにおんぶしてこのような伝統技術シリーズを展開しています。素晴らしい技術に出会うとなぜか元気を頂いているような気がします。これは私だけではないので、技術に関して知識がなくとも本能的に肌で感じる部分があるのでは?と思う今日この頃です。
山SUN通信では刃のUPを大きく構成しようと考えています。自分はこの刃をみるだけで凄みを感じています。しかし写真のプロではないので、映りこみや光のばらつきなどがでてしまうので、どこか工夫してシャッターを押さなくてはとおもっています。
自分の祖父は目立て屋だったので、目立て屋さんの哲学が写真一枚に映り込めばと奮闘しています。ではではお礼までに
しんどかった夏も終わり、やっと大工仕事を再開しようと思っているところです。
今から長勝ノコが届くのを楽しみにしています。
私の場合、同業の方から刺激を受けることはあまりなくて、他業種の方の仕事に刺激を受け、本業の整体の糧にしているんです。
今回も何が感じられるかワクワクしています!!