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蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

荒れた山林の手入れをし、豊かな広葉樹の森へ。その一角に建てた家

2011年07月13日 09時30分26秒 | 小川社の商品を使った施工例

小川耕太郎∞百合子社では、私どもの商品を使って頂いたお客様の生き方や暮らし方をご紹介させていただいております。



今日ご紹介させていただくのは

10年前に手入れをされていなかった杉、ヒノキの山林の一角(場所:那須)をご購入され

会社勤めをしながら、週末に間伐(伐採は人に委託。費用は間伐材で払ったそうです)や

ご自身で下草刈りを繰り返し

間伐しながら広葉樹を約1000本近く植えられた下地様のお宅です。




はじめに間伐をしたときは、手入れをされていなかったため根が張っておらず
間伐した後に風がふくと、木が2,3本倒れたそうです。
土地に腐葉土をいれ、土から自分でつくったそうです。


ご近所の方からは「何をやっているのだろう?」と
不思議な顔をされたそうです。
下地様の姿をずっとみているうちに近所の方との交流も深まり
地元の人から苗をわけてもらったり
「自分でぬくんだったらこの樹あげるよ!」と声をかけられ
手入れをされていなかった樹を移植し、育てられました。










▲樹の幹は木材をのみで叩き、質感をだされたとか。
素敵なドアですよね。




ご近所の方も「あんなに酷い荒地だったのに、こんなに生まれ変わった」と下地様の活動に驚かれるそうです。


昨年、定年退職された下地様は
今は農林水産省の助成を受け
ボランティアで水土里ネットの委員長を務められています。
(「21世紀土地改良区創造運動」で農林水産大臣賞を受賞された組織だそうです。)



この団体は造成・整備された土地改良施設は農家は元より、
地下水涵養など広く地域に貢献されていました。
さらに那須野ヶ原40,000haの扇状地全体の健全な水循環システムを構築。
これらの構築により、扇央部下流域に生息する
ミヤコタナゴ・イトヨや大田原メダカなど希少種の保全に努めるとともに
鮎捕獲高全国2位にランキングされるほど、
河川生体系の維持に貢献されているそうです。





下地様は不在山林主に働きかけ、山を整備し
那須の水源の元からきれいにする活動をされているそうです。




下地ご夫妻様、遠いところ弊社まで尋ねてくださりありがとうございました。
長い歳月をかけ、育まれた自然と住まいに
心打たれました。
益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。



===下地様邸===
■外壁:木もちeー外壁
■デッキ:尾鷲ヒノキ材にウッドロングエコを塗装
■内装:蜜ロウワックス仕上げ

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