memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

自由に往来したい陸と海  ガザ (1)

2012-12-29 00:01:52 | 海事
ボートを押しだして Mohammed Abu Rialaは遠くの海に出たい。 Jaber Abu Rjaila はガザの停戦協定を聞いて自分の土地に急いで戻った。過去十年間で初めてのことである(12月11日IRIN)

「われわれは何世代にもわたって農民だった。それが自分の人生だし、自由に仕事ができるようになってうれしい」と彼はIRINに語った。「このときを長い間待っていた」
彼の農地はアクセス不可能地区にあり、イスラエルの作った壁の近くの緩衝地帯にある。しかし最近の停戦協定により海軍と国境付近の管理は緩和された。

Oxfamによればイスラエルによる5年間にわたる封鎖により「ガザの農業と漁業は荒廃した」ガザのビジネスのおよそ60%が閉鎖されたと今月発行の新しいブリーフィングペーパーは述べている。イスラエルのガザ封鎖は治安維持上の理由である。

Abu Rjailaはトマト、パセリ、ズッキ-ニなどを販売目的で育てたいという。目的は彼の14人の家族を食べさせるためである。しかし彼はまだ明らかではないことも知っている。イスラエルの兵士は拡声器で国境から10m離れるよう呼びかけてくる。また彼は依然「乱射、突然のイスラエルの侵入、予期もしない砲撃におびえている」という。

Abu Rjailaの家はKhan Younis 東部の国境から450mのところだ、そこに彼は7ヘクタールのガザでもっとも肥沃な土地を持っている。停戦が行なわれた11月21日以降イスラエルの砲撃は終わり、イスラエルのロケット砲もなくなった。数百人のパレスチナ人がその地区の家や土地に戻ってきた。ガザの当局者によればイスラエルは旅行や経済的制約を緩和することに合意した。しかし戻ってきた農民らはたちまち「消えうせろ、もどれ」などイスラエルの命令に脅かされている、時には警告銃撃もある。パレスチナの医療筋によれば停戦合意後もイスラエルの銃撃で一人が死亡2日間で20人が負傷したという。農民を含むグループが土地を訪ねフェンスに近づきすぎたからという。
(続く)

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