漁獲枠問題でファロー諸島に貿易制裁

北大西洋の小国がニシンとサバの問題で繰り返し挑戦を受けている（5月27日independent)

ファロー諸島は新しい欧州漁業法により貿易制裁受ける最初の国となるであろう。スコットランドとアイスランドとの中間にある北大西洋の、18の島からなる小国がニシンとサバの漁獲枠問題で繰り返し挑戦を受けているが新たに経済的報復に直面している。
ＥＵによる昨年制定された新しい法律では漁獲枠に関する紛争の場合には制裁を課すことが可能としており、ファロー諸島については”ニシン戦争”と呼ばれる紛争で貿易制裁を受けることになる。ファローに対し大臣らは回答のために数週間の余裕を与え、彼等が拒否した場合にはファローは精彩に直面することになる。この制裁はファローからのすべての水産物のＥＵへの輸入及び陸揚げを禁じるものである。英国が主導する形で今月ＥＵ［漁業審議会で経済報復が提唱され欧州の大臣らはファローに対する制裁について合意、ファローはＥＵ委員会により追及を受けることになる。

英国の漁業大臣Richard Benyonはこのステップを歓迎「自分は貿易制裁の第1スッテプに向かうことを支持する。要請にしたがって自分は先週この問題を討議した。自分としてはファロー諸島が合理的な立場をとることを希望しするが、彼等が依然無責任な態度の場合には貿易制裁をお行うことを支持し続ける」と。経済制裁が発動されればそれは始めてのこととなり、漁獲枠についての妥協点を見出すことが出来なければファロー諸島にとっては特に厳しいものとなる。

この北大西洋の列島の国はその輸出の95％以上を漁業に頼っていてGNPの20％を占めている。（以下省略）