memories on the sea 海の記録

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水産物輸出業者は価格問題に直面  ベトナム

2011-08-30 00:06:57 | 水産・海洋
ベトナム水産物輸出業者は欧州および米国の輸入業者による価格引き下げの要求や契約完了について懸念している。アナリストは欧州と米国の経済危機により年末にはさらに悪化することを予測している(8月23日TFSND)

需要が減退し、価格を押し上げていた在庫が欧州向けの魚価格を8月の2週目までにキロ当たりで0.02~0.03ドル引き下げた。平均輸出価格は6月のキロ当たり3.3~3.4ドルから7月以降現在では2.8~2.9ドルと下落した。平均輸出価格はキロ当たり3ドルとなっている。

事実、輸出価格の下降は予想されていた。輸入者側は原材料の価格低下に気が付いており、年初から20%低下した国内価格から価格引き下げを求めている。しかしながら価格の低下がベトナム輸出業者の最大の頭痛ではない。最大の懸念は多くの輸入業者が契約を終了させていることであり、ほかに出荷の延期もある。「欧州の輸入者の中には8月の第2週までに魚の輸入契約解除を通告してきている会社もある。このことは支払い余力がないことをしえしていると思う」と魚輸出会社の社長のDong Thap氏はいう。

ダナンの水産物会社の役員Thien Tran Linh氏は最近の状況は2008年の危機の時に似ているという。債務危機が欧州や米国の商業銀行の資金を圧迫。これにより輸入市場はその輸入を縮小した。一方消費者市場での販売は非常に緩やかで消費者はベルトを引き締めている。「我々はふたつの問題に直面している。輸出市場の減退とコストの上昇だ」Linh氏はいう。

一方、ロシア政府は国内市場で水産物の価格の安定化を図ろうとしている、これには輸入の減少という厳しい条件を伴っている。2011年の第1四半期にはロシアの水産物輸入は32%下降した。アナリストは新政策がベトナムの魚類輸出に大きな影響を与えるとみている。現在、ベトナムの10社がロシアへの5000トンの輸出許可を得ている。輸入業者の中には支払い不能な会社がある。いかなる価格でもベトナムの会社は輸出には注意すべきと。


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