
タンザニア沖合のインド洋では死んだサンゴの破片が海底にゴロゴロしている(12月30日National Gepgraphic)
なぜ? その理由は、貧しいタンザニア漁民らが違法な爆発物を使用するためで、これにより数百尾の魚が一瞬のうちに殺されるのだ。爆発物漁法と呼ばれる漁法は大量の魚を殺すのみではなく、サンゴや海洋動物を殺す。
専門家らはタンザニアでは前例のないような比率で行われているという。その理由の一つとして鉱業や建設がブームであり、簡単にダイナマイトが手に入るからである。ビン詰め爆発物はケロシンと肥料から作られる「このた方法が増えていることは間違いない」とワシントンDCにある野生生物保護協会(WCS)のこのタンザニアプロジェクト担当理事Tim Davenportはいう。タンザニアでの爆発物漁法は1960年代にさかのぼるが、1970年ンは違法とされた。
安価かつ従来の籠網や釣り、延縄漁法に比べて大量の魚を効率的に獲ることができる。しかしこれは危険である。誤爆初により手足を失ったり、命を失う。ボートの外に投げ入れれば爆心から30~100フィートの範囲のすべてを殺すことができる。爆発により魚の浮袋が破裂する。ほとんどの魚は沈下するが漁師らは浮かんだ魚を網ですくい取る。「国中で毎日数十年間にわたってサンゴ礁の海で爆発が仕掛けられている」とタンザニアDar es Salaam大学のGreg Wagnerはその研究成果を2004年委発表している。
欧州の軍隊は第一次世界大戦の際に迅速に新鮮な魚を獲るためにダイナマイト漁を行ったと海洋専門家のMichel Baricheはいう。ケニア、モザンビーク、など一部の国では禁止することに成功した。しかしレバノン、マレーシア、フィリッピン、インドネシア、ミヤンマーなどでは依然これが行われている。
タンザニアは大規模な爆発物漁法が行われているアフリカで唯一の国であるとEUにより開設されたSmatFishはいう。1回の爆発漁法によるDar es Salaam 魚市場でのもうけはr1,800ドルとBBCが報じている(以下省略)
写真:フィリッピンでのビン爆弾による漁
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