検査不合格により対EU魚輸出を停止 ブラジル

ブラッセルの獣医師による懸念に対応して、魚の輸出を欧州連合（EU）に停止すると述べた。漁業担当国務長官のLuis Rangelは、この動きは、EU自体が中断を命じるのを防ぐことを目的としている、と語った。（12月28日MP)

農業省は声明のなかで、1月3日の水曜日、この措置は、2017年9月に実施された検査の結果、EUが提起した質問に対応する行動計画と同時に発効すると述べた。Rangelは、ブラジルとEUの間の食品安全基準の不一致を挙げている。

ブラジルの農業検査官団体は、「ブラジルの検査システムの脆弱性」を懸念して、「昨年9月のEU獣医検査任務は、以前の訪問で求められた変更が実施されていないと判断した」と述べた。「欧州委員会は、ブラジルの魚生産システムには、特に漁船の品質に関して重大な欠陥や欠点がある」と語った。

明らかに、EU検査官は、監査された10の輸出企業のうち6つに問題を提起した。また、野生魚の捕獲を養殖活動と分離しないことをセクターに訴えた。さらに、ブラジルのシーフード輸出業者が使用する船舶の集中検査も審査員から提案された。

ブラジルの貿易連合であるPEIXE BR（魚生産者の半数を占める）は、政府に市場の被害を防ぐための「緊急対策」を講ずるよう求めた。この停止により、ブラジルはEUが提起した問題に取り組むための行動計画を実行する。

同省によると、2017年11カ月間にブラジルのEU向け魚輸出額は2180万ドルに達した。