アイスランド漁業大臣Sigurdur Ingi Jóhannssonは来年度のほとんどの魚種の漁獲量を設定した、漁期は9月1日にはじまる。彼の設定は海洋調査研究所MRIなどの勧告に沿ったものであるが、なかにはいくつかの驚きもある(7月9日FUD)
Jóhannssonは「我々の漁獲設定は科学者グループの勧告と科学に基づいて設定されたものであり漁業国としてその信頼を維持することが重要だ」と。「また我々が科学調査の最高レベルのものを保証することが重要である」と。 同大臣は科学者と漁業者の協力を呼びかけている。彼は漁業者らが科学的発見について時には反発するこがあるという。
アイスランド海洋調査研究所はアイスランド水域の漁業資源はすべて良好な状況にあり、常に漁獲枠設定は長期戦略に基づいて行われていると報告している。同大臣は2014-2015年漁期のアイスランドからの魚類輸出はほぼ同じレベルにとどまると推定している。
各魚種の漁獲枠についてみるとマダラcod 216,000トン、ハドック 30,400トン、カレイ類7,000トン、レモンソール1,600トン、ニシン 82,000トン、ロブスター1,650 トン、スケソ 58,000トン、エビ5,000トンとなっている。ときに紛争の元となるサバについてはICESのデータに基づいて167,826トンとなった。
一方、アイスランド漁船は漁期はじめからの9ヶ月間ですべての魚種を含めて832,000トンを漁獲(5月末時点)前の漁期は113万トンであったので26.4%減少したことなる。この原因はシシャモの漁獲減少(76%)によるところが大きいと。