memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

中国船5隻に衝突された    ベトナム漁業監視船

2014-07-02 00:03:53 | 海事

ベトナム水域に違法に設置されたオイルリグHD-981 の近くでベトナム漁業監視船が中国船による衝突攻撃を受け、かわしはしたものの両舷に損傷を受けた。本船951は6月23日に中国により受けた損傷の修理のため土曜日Da Nangに入港した(7月1日VNB)


ベトナムの皇帝はHoang Sa諸島の主権を主張していた  (1)

2014-07-02 00:03:19 | 海事

かつてのベトナム王朝の皇帝らはHoang Sa (Paracel) やTruong Sa (Spratly)諸島の領有に強い関心を示していた。特に皇帝Minh Mangがそうであった(6月14日VBN)

東洋史の研究家らは共通の評価に到達した。この地区の最初の皇帝であったMinh Mang は海洋経済の開発に戦略的視野を持っていた。隣国である中国はもっぱら内陸部の開発に努めていたが、ベトナム皇帝はHoang Sa や Truong Sa諸島の水産資源の開発とベトナムの主権の強化のための政策を多く打ち出した。彼はHoang Sa 諸島に兵士や住民を送り樹木を植え、寺院や家屋を建設した。

Tay Son( 西山)暴動の2年後の1773年、Tay SonはQuang Namから Binh Thuanを占領した。Hoang Sa船団はTay Sonの野指揮下に入った。Tay Son はTrinh 王朝と Nguyen王朝とに同時に対決する必要があったがQuang Ngai 省のVinh An 集落のHoang Sa船団はその活動を維持していた。

Cu Lao Re Ward (今日のLy Son島)にむけて本土を出発する前官僚のMr. Ha Lieuは, Tay Son 王朝に申請書を送った。その内容は「今我々はHoang Sa とd Que Huongにふたつのチームを再編成した。我々は沖合いの島に向かい 青銅と錫製品、水産物、カメの甲羅などを収集し、王朝に贈る」とあった。1786年2月14日 Hoang Sa船団はTay Son 王朝からの指示書を受け取った。これには2隻の船をHoang Saに送り金、銀、青銅、武器、宝石、水産物などを王朝のために集めよというものであった。Tay Son ouchuno崩壊のあとNguyen王朝はHoang Sa と Truong 諸島の開発とその主権を強化した。

王位について僅か1年後の1803年7月、Gia Long王はHoang Sa船団を強化した。皇帝Gia Long, Minh Mang, および Thieu Tri の王朝は1948年まで続いた。“Dai Nam Thuc Luc Chinh Bien” (Dai Namの歴代史の主要部分)はNguyen皇帝についての歴史的文書でこれには Gia Long皇帝が1816年にはParacel 諸島を領有し、寺院建設、石碑の建立、植樹、島の測量と地図の作成をMinh Mang皇帝の指示に続い行ったことが記録されている。

“Dai Nam Thuc Luc Chinh Bien”の第52巻には「Binh Ty の年、Gia Long 時代の15年目(1816年)には皇帝陛下が海軍とHoang Sa船団に命じ、Hoang Sa 諸島までの航路の調査を行うよう指示している。1816以降、王はHoang Sa船団とともに海兵をHoang Saに送った。皇帝Gia Long のために働いたフランス人はこの事実について記録している。Bishop Taberdの記録は「 皇帝陛下 (King Gia Long)は粛々と コーチンCochinの国旗をHoang Sa 諸島に掲げた。宣教師 Gutzlaffの記録にも皇帝Gia LongがHoang Sa 諸島に徴税とベトナム漁民保護のために弊社を設けたとある。


波力発電実験を開始   ジブラルタル

2014-07-02 00:02:47 | 水産・海洋

ジブラルタル政府は再生可能エネルギーの調達契約に署名した(6月13日MP)  

この契約はEco Wave Powerとおこなったもので、ジブラルタルの東側に0.5MWの装置をまず設ける。このシステムは独特な形状の浮体により波のエネルギーを捕捉し低コストのクリーンエネルギーに変換するもの。

この試験に成功すれば次は5MW規模の発電を目指す。ジブラルタルでの電力需要は15MWであり、このプロジェクトはその3分の一を賄うことになる。Eco Wave Power社は国際的な波力発電の開発者で本社はイスラエルにある。(以下省略)


貿易制裁回避のためEU漁業基準に準拠する   フィリッピン

2014-07-02 00:02:15 | 亜細亜海道

PHILIPPINES発:フィリッピン漁業養殖資源局BFARはEU漁業基準に適合するよう差魚を行っていると外務省DFAが報じた(6月13日TFSND)

「フィリッピンはBFARの主導の下、EU要件に適合するよう作業を進めている」とDFA報道担当のCharles Joseが記者会見で発表した。EUはフィリッピンがIUU操業の摘発に取り組まないのであれば貿易制裁を行うと警告していた。「ブラックリストに載ったわけではなくイエローカードだ」とEUの漁業海事コミッショナーのMaria Damanakiが火曜日声明を発表している。

「我々としてはフィリッピンが違法操業と戦う仲間であって欲しい。我々は彼らがこの国の法体制や管理システムを国際基準に沿って改善することを求める。また我々はEUがIUU操業を見逃すことには耐えられないことを表明したい、と。フィリッピンのほかにもPanama, Togo, Sri Lanka, Vanuatu および Fijiが2012年11月に警告を受け、2013年11月にはCuraçao, KoreaおよびGhanaが警告をEUから受けている。

Guinea, Cambodia, Belizeにあっては2014年3月からEUへの魚類の輸入が禁止された。EUの推定によれば世界のIUU違法操業の総額は年間およそ100億ユーロ。1100~2600万トンの魚が違法に漁獲されているといい、この漁は世界漁獲の15%に相当する。フィリピンは2013年EUにたいし1.7億ユーロの魚を輸出している。