英国海峡の魚資源の危うい状況について警告が発せられた。資源保護区画の更なる設定が必要と呼びかけている(7月14日FUD)
この警告はプリムス大学と団体WorldFishの生物学者らによるもので、彼らは過去90年間の漁獲データの結果から漁業による食物連鎖の低下の確かな証拠を得た。海の上位捕食者の減少により漁業者等は甲殻類の漁獲増加のために無理な算段をしているという。
彼らによればマダラやハドックの資源は早々と消滅した。そしてかつてはふんだんにいた南岸のエイ類についても今やほとんどいなくなった。またSpurdogのようなサメ、リング、ヘイクもまた危機的状況にあるという。英国海峡はすべての西部郡(Devon の漁業部門を支えている。さらに大規模なフランス漁船団や小型あるいはより専門的な英国漁業についてもそうである。英国とフランスは英国海峡から年間15万トンの漁獲を得ているが1950年代のそれは5万トンにすぎなかった。vessels.
PLOS ONEのジャーナル誌で刊行された報告によれば、それはICESのデータを引用したものであるが、漁獲の栄養段階を意味し、あるいはどこまで食物連鎖を漁獲しているかということでもある。現在、両国政府は資源回復のためにさらなる魚類保護区画を設けることを呼びかけている。プリムス大学海洋生物学者のJason Hall-Spencer教授は「英国の周辺全体がいまや樽の底を削り取っているような状況、ホタテやエビのために壊滅的に海底をひき網し、魚は消えてしまった」という。
「破壊的な漁業さえ禁止すれば資源はたちまち回復する。このため我々は早急に資源回復区画のネットワークを構築することが必要」という。