memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

イワシの来遊はない   ダーバン

2013-07-29 00:03:29 | 水産・海洋
DURBAN発:研究者らはイワシの来遊は終わったと推測している。今年のサルデイン・ラン(大量のイワシの来遊)はそれが始まる前に、すでに終わったと宣言した(7月20日IOL)

「一尾のイワシさえもKwaZulu-Natal (KZN)沿岸では網に入らなかった」とKwaZulu-Natal サメ部会の Debbie Hargreavesが昨夜発表した。「来遊はまったく観られなかった。しかしたぶん10月末以前に来遊するだろう。しかし我々はイワシ情報ホットラインを閉鎖することにした。こうした最悪の事態は今まで無かったことだ」という。海洋調査研究所の主任研究者であるBruce Mannは”非常に賭けのような見方だが”この理由は南アフリカ水域におけるマイワシ資源量の減少によるのではないかという。「過去数年で多くの魚とともにマイワシ資源がEastern Agulhas 礁に向かって移動したのではないか」

マイワシの成魚は通常は大量の産卵が行われるWestern Agulhas礁で多く見られる。この地区で起きる栄養塩豊富な湧昇流によってそれが強化される。ところが東方に移動したことにより栄養塩のレベルが低下し、産卵が減少したのではないか。「研究者らはこの事態には水温も関係しており好適な産卵や卵や幼生の生残がこのところ低下していたのではないかと見ている。このことは南アフリカ周辺のインド洋および大西洋でのマイワシ資源量の低下をもたらす。

KZN 沿岸の水温は今年は平年よりも若干高いとMannはいう。「マイワシは水温およそ18度程度を好む。しかし今年の場合はKZNの南岸ではそうした水温にはなっていない」という。ニシン科のシャッドについても今年は不漁で漁民らはマイワシや気候変動にも関連していると見ている(以下省略)

コンテナ船が火災で漂流、乗組員は無事    インド洋

2013-07-29 00:02:52 | 海事
1,740-TEUのコンテナ船 Hansa Brandenburgが昨日インド洋で火災発生、漂流している。本船はシンガポールからダーバンに向かっていたものとSeatrade Globalが報じている(7月18日SNT).

乗組員17人は全員無事で、シンガポールからケープタウンにむかっていたHermann Buss社所属の2,209-TEUコンテナ船 Donau Traderに救助された。リベリア船籍の本船は2003年建造でかつてはMaersk Aucklandと呼ばれていた。本船はモーリシャスの北東200海里にある。 この事故はインド洋で船体が折損し沈没したMOL COMFORTに続いてのものである。

治安対策で操業禁止   エジプト

2013-07-29 00:02:26 | 海事
EL-ARISH, Egypt発:エジプトは過激派の侵入対策のためシナイ北部沿岸沖合いでの操業を禁止した(7月20日Ma'an News)

エジプト治安当局はエジプト領土への過激派の侵入防止のための決定であるとMa'anに語った。この禁止措置は無期限主のであるというがこれによりEl-Arish, Rafahや北部沿岸の漁師に影響を与えることになる。
2ヶ月前の密輸トンネルの取り締まり以降、夜間に船を利用してのエジプトへの侵入が増加している。エジプト沿岸警備隊は最近10人のパレスチナ人を乗せていたボートを捕捉したがうち6人は逃亡した。逮捕された4人はジハードグループの過激派であると当局はいう。国内に広がった抗議によりムルシ大統領が軍事クーデターにより倒されて以降j、ほぼ毎日のようにシナイでは軍隊や警察に対する過激派の攻撃が行われている。

この政情不安のなかで治安部隊の数人が死亡、2人のエジプト人クリスチャンも殺害された。このうちの一人は誘拐されたあと首を切られ状態で発見されている。アナリストらはシナイでのイスラム過激派に対する暴力はムルシが倒されたあとの政治不安に乗じたものであると。