memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

移住労働者による初の組合の結成   台湾

2013-07-19 00:02:24 | 亜細亜海道
台湾宜蘭県で89人のフィリッピン人漁民が初の移住労働者による労働組合を結成した。これは労働組合法の改定が3年前に行われ、移住労働者が組合を結成する権利が認められたことによるものである(7月6日globalvoice)

この漁業者組合は5月25日に結成されたが台湾で合法的に雇用されている移住労働者のごく一部に過ぎない。現在ではこうした労働者はおよそ6,000がいるという。この中ではインドネシア人が大半で、残りはベトナム人やフィリッピン人である。 しかし大半は組織化されておらず、雇い主から深刻な搾取を受けているという。台湾の独立メデイアPotscomは移住漁業者らが不公平な扱いを受けていることを報じている。

Jose Toquero によれば、彼らの契約では労働時間は8時間であるにもかかわらず、もしh漁船の上でトラブルがあれば彼らが上陸できるためには次の日まで待たなければならない。彼等は午後11時から14時間働かされるという。さらに、彼らの漁船が表層漁を狙っている場合1航海の日数は3、4日となる。こうした場合労働時間と休息時間をはっきりさせることが難しい。Jose は「我々にはまともな休日が無い。契約では、満月の時期には出漁せず、ひと月に5日の休日があることになっている。しかしそうした休日に網の繕いが必要となれば、休日は無くなる。休日がとれるかどうかは雇い主次第、一部の雇い主は休みをくれない。

Rolando (Mahinay)はひと月8000台湾ドル [266 US dollars] g最初の18ヶ月間の月給という。10,000台湾ドル以上であるものが口銭が差し引かれるという。話をしている間彼の目が真っ赤であることに気がついた。彼の雇い主は漁業以外の仕事も要求するという。彼の眼は溶接作業のときにまともな防護をしていなかったために傷ついたという。(以下省略)


50トンの海のゴミを回収した   英国

2013-07-19 00:01:39 | 水産・海洋
タイヤ、冷蔵庫部品、金属製の樽など50トンもの海のゴミをDevon およびCornwallの海から漁民が引き上げた(7月6日wetsernmorningnews)

海の美化を目的にしたゴミ回収プロジェクトには130隻以上の漁船が参加した。南西部ゴミ回収プロジェクトのコーデイネータAlison Elvey de Riosは大いに成功であったと語った。「この革新的な出来事は単純にプロジェクトを実行したことで50トンもの海のゴミを回収でき、素晴らしいことだ」と彼女は言う。 「この運動の勢いは毎年成長し、さらに漁民が参加するだろう」と。このプロジェクトではゴミ回収のために丈夫な大きな袋を配布した。

袋がいっぱいになると岸壁に運ばれ、その後は港湾当局が処理を行った。回収されたゴミにはプラスチックの砕片、ポリエチレン、ロープや紐、漁網、瓶、ゴム、金属、繊維など様々であった。これらが回収されなければ、生態系を毀損したりこの地区の浜辺や海岸線を汚し、観光産業にも影響を与える。このゴミ回収計画は2009年3月にNewlynで始まったものであるが、次第に南西部の港のBrixham, Plymouth, Newquay, Looeなどに広まった。さらにはCornishの4港 St Ives, Mevagissey, Hayle 、Padstowが加わった。(中略)

これに参加した漁民らによれば海のゴミによる漁船にかかるコストは年間1万ポンドに相当するという。それは漁獲の汚染や漁具の損傷、プロペラの損傷などであるという。(以下省略)


バングラデシュ貨物船が沈没  プーケット沖合

2013-07-19 00:01:10 | 海事
バングラデシュの貨物船MV HOPEが荒天のため木曜日朝プーケットの南沖合いで沈没、乗組員は17人であった(7月6日SNT)

MV Hopeの6人は救助された。ライフボートに乗っていた5人はドイツのコンテナ船Buxmoonに救助された。海軍は残るゆくえ不明の乗組員を捜索中と。
本船はマレーシアのLumtからバングラデシュのチッタゴンに向かっていたもので、4mの高浪の中で沈没した。MV Hopeの書類からはその積載能力以上の1000トンの過積載を行っていたことが事故の原因とみられている。