memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

カヌー漁業は行き詰まった  ガーナ

2013-07-20 00:03:17 | 水産・海洋
カヌー漁業は漁獲の低下、資材コストの上昇、プレミックス燃料の供給不安定などにより湯傷舞っているとガーナ国家カヌー漁業者審議会の幹事Nii Abeo Kyerekuandaが発言(7月8日ghanaweb)

「この産業は崩壊している。過去には漁民やカヌー漁業をつかさどる伝統的な規則や規範があった。我々は正当ではない手段である灯火、底引き、カーバイトの使用、DDTなどを量に使用することは無かった」 「しかし今や人々はこうした手段を用いるようになった。このため魚資源は非常に低レベルにまで枯渇した。その結果漁民が漁に出ても空舟で戻るようになった。一部のものは2,3日かけて沖合いに遠出するがそれでも漁獲は無い」と漁師のボスはいう。

この国の漁獲の70%までがカヌー漁業によるもので残る30%が近代漁船によるものである。Nii Kyerekuanda はこうした産業が崩壊したなら「政府は魚の輸入の政策をはじめねばならない」と。漁業のGDPは2008年には17.4%に伸長、そして2011年には8.7%にまで低下した。Nii Kyerekuanda IVはFRPボートやカヌーをガーナエジプトFRP産業が導入するACCRAでのセレモニーで政府に対して現状認識を強めるようアピールした。「あまりにも覆うの問題を抱えているため漁業全体を見る委員会を設置する必要がある」と。「ここにはカヌーは無いが、プレミックス燃油の売り場がある。タンカーによる給油が2,3箇所必要なのにここには1箇所しかない」と。「人々は漁師が失望するようなあらゆることをしている。駅代の政府はできては消える。彼等は口だけで行動を伴わない」

彼は遠洋漁業もこの状況を救済することは出来ないという。いったん魚資源が枯渇すればそれは全体に波及し、仮に遠出しても魚を得られない。「2層引き網は稚魚から魚卵まで全てを掬い取る。こうした稚魚は成魚まで育つべきものだ。この段階で獲ってしまえば魚はいなくなる」と。(以下省略)

数千リットルの油汚染   ベトナムQUY NHON

2013-07-20 00:02:44 | 亜細亜海道
7月7日朝、Binh Dinh省Quy Nhon市Hai Cang地区の漁民多数が養殖生簀に油があるのを発見した(7月8日VNB)

このため多数のエビが死亡した。この油汚染はHai Cang 地区のおよそ4ヘクタールに広がった。沿岸に錨を入れていた多くの漁船も油の被害を受けた。筋状の油が繰り返し岸辺に押し寄せているがその量は数千リットルと見られる。漁民のHuynh Duc 55歳の夫婦は生簀の表面に濃い油の層があり死んだ魚が浮いているのを見つけた。当局はその原因を依然把握できてはいない。漁民らは被害の拡大を抑えるべく人力で対応しているという。

フカヒレ採取禁止が発効  EU

2013-07-20 00:02:16 | 水産・海洋
明日7月6日土曜日から欧州水域でのサメ漁獲が禁止され、欧州漁船は鰭のついたままの状態でのサメの水揚げを求められる。この念願のEUのフカヒレ採取禁止をOCEANAは歓迎している(7月5日FUD)

保護グループはEU漁業政策の抜け穴に対して戦ってきたがようやくそれが終了した。特に適用除外があったのはスペインとポルトガルで、洋上でフカヒレを切り取ることを容認していた。この場合フカヒレ採取が行われたかどうかを把握することも困難であった。「ようやく、EUは真実のかつ強制力のある世界的に意味を持つフカヒレ採取禁止にたどり着いた」とOCEANA欧州の常務理事のXavier Pastorが発言した。「EUは世界のどの国よりも多くサメを漁獲隠している,地区漁業管理においてフカヒレ採取が問題であることが認識されていた。 欠陥のあった禁止策が10年をへてようやく実のあるものとなった」と。(以下省略)