最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

病院のあり方はどのような統合が望ましいのか

2022年01月23日 15時57分42秒 | メディカルはこだて
第80号のスペシャル・リポートは「病院のあり方はどのような統合が望ましいのか」

昭和35年に民間病院を主体とした全国組織として設立された全日本病院協会(全日病)には、現在、約2500病院が加入している。全日病は会員病院が質の高い医療提供のために行うべき具体的な取り組みを示すと共に医療や病院、全日病のあり方、医療提供体制等の今後進むべき方向について議論を重ね、これらの議論は「病院のあり方に関する報告書」としてまとめられ、1998年から発刊されてきた。
2002年の「病院のあり方に関する報告書」では、民間病院のあるべき姿として、「地域ケア、在宅ケアを中心とし、利用者の状態を考慮した医療の提供」などの地域一般病棟を提案。これが後の「地域包括ケア病棟」の原型となるなど、医療政策の実現に大きな影響を与える報告書として認知されている。昨年6月に公表された「病院のあり方に関する報告書」では、2040年における理想的な医療介護提供体制として、新たに「地域包括ヘルスケアシステム」という考え方も打ち出した。
高橋病院の高橋肇理事長は長い間、全日病の常任理事など役員や各種委員を務め、厚生労働省との会議などにも出席。日本の医療、地域医療を支える病院団体の活動に大きな役割を果たしてきた。高橋病院は2年後の移転新築を控えたプロジェクトが進行中で、新病院構想に向け、高橋理事長は昨年8月で全日病の役職を降りたが、これまでの業績が認められ、「名誉会員」へ就任、「厚生労働大臣賞表彰」を受賞した。函館市の将来人口は2060年には11万人を切ることが予測されているが、このような人口減少が著しい地方都市において、病院のあり方はどのような統合が望ましいのか。髙橋理事長に話を聞いた。(記事は4ページ)


全日本病院協会での長年の業績が認められて「厚生労働大臣賞表彰」を受賞した高橋肇理事長
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 婦人科がん「腹腔鏡手術」の... | トップ | クラスター発生の教訓と今後... »
最新の画像もっと見る

メディカルはこだて」カテゴリの最新記事