第80号の「新副院長に聞く」は、産婦人科医療部長から副院長に就任。婦人科がん「腹腔鏡手術」のスペシャリスト
市立函館病院は2021年10月1日、産婦人科の山下剛医療部長が副院長に昇格した。同病院産婦人科では2009年4月に山下医師が就任以来、婦人科では「良性・悪性腫瘍の診断・治療」を中心とした診療を行っているが、特に婦人科腹腔鏡手術および婦人科がん治療に力点を置いた医療を展開してきた。
山下医師は1987年に旭川医科大学医学部卒業後は、同大学や道内の関連病院で研修や臨床経験を積み、1995年から98年まで米国国立衛生研究所(NIH)に留学、分子個体発生学の研究に従事した。帰国後は旭川医科大学産婦人科の助手、講師、准教授を務め、2009年4月市立函館病院に着任した。
婦人科がん腹腔鏡手術のスペシャリストである山下医師は、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医や日本内視鏡外科学会技術認定医など、がんや腹腔鏡手術に関するいくつもの専門医資格を取得しているが、特に日本婦人科腫瘍学会の婦人科腫瘍専門医は道南地区では山下医師だけだ。婦人科腫瘍専門医は,あらゆる女性性器がんおよびその合併症を適切に処置し,他の医師からのコンサルテーションへ対処できなければならない。そして女性性器がんの広汎な手術手技に精通しているだけでなく, 骨盤外科一般の経験も有し,放射線治療,がん薬物療法,緩和医療等に関する知識と経験が求められる。これまでに認定された婦人科腫瘍専門医は970人で、取得のハードルは非常に高い。また、同学会が定めた指定修練施設は全国に241施設あるが、市立函館病院はそのうちの一つで、道南地区では同病院だけが指定されている。
市立函館病院の山下剛副院長
市立函館病院は2021年10月1日、産婦人科の山下剛医療部長が副院長に昇格した。同病院産婦人科では2009年4月に山下医師が就任以来、婦人科では「良性・悪性腫瘍の診断・治療」を中心とした診療を行っているが、特に婦人科腹腔鏡手術および婦人科がん治療に力点を置いた医療を展開してきた。
山下医師は1987年に旭川医科大学医学部卒業後は、同大学や道内の関連病院で研修や臨床経験を積み、1995年から98年まで米国国立衛生研究所(NIH)に留学、分子個体発生学の研究に従事した。帰国後は旭川医科大学産婦人科の助手、講師、准教授を務め、2009年4月市立函館病院に着任した。
婦人科がん腹腔鏡手術のスペシャリストである山下医師は、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医や日本内視鏡外科学会技術認定医など、がんや腹腔鏡手術に関するいくつもの専門医資格を取得しているが、特に日本婦人科腫瘍学会の婦人科腫瘍専門医は道南地区では山下医師だけだ。婦人科腫瘍専門医は,あらゆる女性性器がんおよびその合併症を適切に処置し,他の医師からのコンサルテーションへ対処できなければならない。そして女性性器がんの広汎な手術手技に精通しているだけでなく, 骨盤外科一般の経験も有し,放射線治療,がん薬物療法,緩和医療等に関する知識と経験が求められる。これまでに認定された婦人科腫瘍専門医は970人で、取得のハードルは非常に高い。また、同学会が定めた指定修練施設は全国に241施設あるが、市立函館病院はそのうちの一つで、道南地区では同病院だけが指定されている。
市立函館病院の山下剛副院長