最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

第30号(2008年12月号)が発刊

2009年01月12日 15時33分41秒 | メディカルはこだて


ホームページやブログでの紹介が遅れていたが、第30号が発刊となった。
特集は前回に引き続き「強い痛みの症状と治療」の最終回。痛みは身体の異常を知らせてくれる大切な合図である。痛みの程度は様々であるが、激しい痛み、強い痛み、ひどい痛み、憂鬱な痛みなど、我慢できなような痛みをもたらす疾患は数多くある。昔の人は強い痛みでも我慢することが美徳とばかりに耐える人が少なくないが、我慢することは病気の治癒を遅らせてしまうことにもなってしまう。
3回のシリーズで「強い痛みの症状と治療」をテーマにいろいろな病気を取り上げてきたが、最終回では、足の血管が浮き出る下肢静脈瘤、がん患者の疼痛コントロールには、尿路結石症の症状の特徴は疝痛発作、激烈な痛みが襲う疼痛発作、厄介で憂鬱になる鋭い痛みの口内炎について、それぞれの症状や診断、治療法などを紹介する。

函館中央病院外科科長の平口悦郎医師は日本医療メディエーター協会の資格である医療メディエーターAを取得しているが、医療メディエーターの誕生で医療はどう変化していくのだろうか。平口医師に話を聞いている。タイトルは「医療メディエーター」の誕生で医療はどう変わるのか。医療紛争を話し合いで解決する仲介役。

新シリーズとして「治療最前線」をスタートさせた。第1回目は鳥居泌尿器科医院副院長の田崎雅敬医師による夜間頻尿について。夜間頻尿は中高年以降に非常に高い頻度でみられる現象で、QOLを大きく障害するが、これまでは前立腺肥大症(男性の場合)や慢性膀胱炎(女性の場合)などの下部尿路障害と診断されるケースが多かった。しかし、最近では泌尿器科的な病態はもちろんであるが、循環器疾患をはじめとする生活習慣病などの全身的な要因が関与していることが明らかになってきた。田崎医師は患者に排尿日誌をつけてもらい、それに基づいた分類法による治療を行うことで、従来よりも格段に大きい治療効果を得るようになった。タイトルは夜間頻尿は泌尿器だけではなく全身的要素が関連した病態。排尿日誌の分類で高い治療効果と満足感。

最後は「メディカルはこだて」の価格変更(値上げ)のお知らせ。
小社発刊の季刊誌「メディカルはこだて」について、今回の第30号より新しい価格(780円)に変更させていただきたくお知らせ致します(旧価格:680円→新価格:780円)。
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