私は初老男である。
アジアカップが終わった。
日本はカタールに敗れて準優勝。
散々前評判で「日本の優勝80%以上」とか「過去のアジアカップ決勝の日本の勝率100%」とか報道されていたが・・・。
ネガティブな初老男は、それらの報道を大抵は「猜疑心強く」見てしまう。
そして「やっぱりこうなった・・・・」と思ってしまう。
こうなると本当は優勝して欲しいんだか、欲しくないんだか分からない状況だんな。
さて、今回の敗戦をどうみるか?
私には象徴的なシーンとして映った画像がある。
残り時間が10分を切る頃に、度々映される「森保監督」の姿である。
さて、読者貴兄はこの姿をどう見えていただろう?
私には彼のその佇まいに、非常に「たのもしさ」を感じたのだ。
歴代の日本代表監督に、この状況でああした「冷静さ」でいた人がいただろうか?
多分であるが3点目を取られた時から彼の頭の中には、次のコパ・アメリカ(南米選手権)へのゲスト参加に向けてのシナリオが描かれ始めたのだと思う。
決してこの試合を「あきらめた」わけではない。
だが、どんな大会・どんな試合でも勝つためにどうしても必要なあるものが欠けていることに気が付いていたのだと思う。
そう
「運」
という奴だ。
どんな勝負でも、これが無ければ勝つことには届かない。
多分、このことに賛同してもらえないかもしれないが、日本代表がらみのVARはほとんどレフェリーの判定は「間違い」だろう。
堂安のPKも、南野がらみのPKも、吉田の2つのプレーも。
吉田の2つハンドは「インテンショナル(故意)」ではありえない。
自分の頭に当てたボールーを、あの時間で故意に手に当ててコントロールできる人間はいない。
もちろん、カタールの優勝になんの不服も無い。
森保監督のいうとおり、日本よりもカタールが「強かった」という事実があるだけだ。
言われる通りピッチに立っていたすべてのプレーヤーが、すべて「海外組」である日本代表が、ここまでやれたのは「充分な収穫」だったと思う。
ほぼ日本代表のメンバーの7~8割方入れ替わった中で、そうそう「息」が合うものでは無い。
そうした中で、曲者ぞろいの「アジアサッカー界」で「準優勝」を勝ち取ったのは充分に称賛に値する。
最終的な目標は「ワールドカップ優勝」であるなら、すべてのことはそれまでの「プロセス」でしかない。
たとえ「アジアカップ」であろうとも。
そうした意味で、森保監督の頭の中には「また一歩、階段を上った」という自信が生まれたことだろう。
次の日本代表の戦いが待ち遠しい。
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、目の前の戦いに固執しませんように。
May
アジアサッカー界は「中東タイプ」「東南アジアタイプ」「東アジアタイプ」の3タイプに分かれるみたいだね。
その中でスペインタイプをいち早く取り入れたカタールが優勝したことで、これからのアジアサッカー界に変化が生まれるように思えるなぁ。
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