完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

腱鞘炎になって1年

2006年03月11日 | Weblog
「腱鞘炎ですね」
整形外科医の言葉に、唖然としてしまった。
右手の薬指の動きが悪いと気づいたのは、
04’の冬だった。私は豪雪地帯に住んでいる。

04~05’は19年ぶりの大雪だった。
(それも05’~06’の大雪にくれべれば
かわいいものだったが)
雪片付けを終わり、長靴を脱ごうとした時に薬指が、
一瞬曲がったまま伸びなくなった。
       「???」
次の瞬間ピンッと伸びて普通に動くようになった。
ずっと指は痛くはあったが、そんな風になったのは
そのときがはじめてだ。(これが俗に言う"ばね指"だった)

それから一年以上違和感をもっていたが、04’~05’の
今年も昨年以上の大雪になった。(今年の大雪について
は別項に書くことにする)昨年以上に雪片付けはハード
だった。

昨季以上に指に負担がかかっていたのは分っていたの
だが、ついに肘付近まで痛みが来るようになり、
渋々整形外科に・・・。

そして文頭の"告知"となってしまったのだ。
「注射がいやじゃなきゃ、打っておいた方がいいよ」
しごく当然の話で、ステロイド剤を注射してもらったの
だが、この注射の痛いこと痛いこと・・・。曰く「指を
動かしている腱を包んでいる鞘が炎症を起こして、腱の
動きを悪くしている。だからその鞘の中を広げるための
注射だよ」

思えば、若い時から包丁を握り(私は調理人なのだ)
家業の農業をやり、趣味のバドミントンをやり、
雪片づけをしてきたのだ。中年になればそこここに、
「へたり」がでてきて当然。そのひとつがこれなのだろう。

「簡単には直らないヨ」医師の言葉が冷たかった。


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ライフワーク1 「日本は何故、勝てる見込みのないアメリカに戦争を挑んだか」

2006年03月11日 | ライフワーク
私は完全無欠の中年だが、さすがに太平洋戦争が
終わってはるかに時間が経ってから生まれた。

太平洋戦争敗戦(あの戦争の終わりを「終戦」と
言うのは欺瞞だ)が昭和20年だから、私が生まれる
16年ほど前だ。

私のじいさまは陸軍に従軍したらしいし、じいさまの弟は
近衛兵(天皇直属の護衛兵)だったと聞く。

残念ながら二人とも故人となり、その戦争のことをついに
聞く機会に恵まれなかった。(じいさまは私が生まれる前
にじいさまの弟は10年ほど前に鬼籍に入った)

実際聞く気になれば聞けたのかも知れないが、やはり
そこに漂う雰囲気は、簡単にそのことを許さない気がして
恐かった。

私も中年となり、太平洋戦争に従軍した人たちが
少なくなりつつ今全くそれを知らない我々の世代が、
それを語り継がねばならぬ気がしている。

そしてそのためにライフワークとして、
「日本は何故、勝てる見込みのないアメリカに
                    戦争を挑んだか」
を考えようと思っている。

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司馬遼太郎著「翔ぶが如く」全10巻読み終わりました

2006年03月11日 | 
私は中年である。
中年の私は歴史小説が好きである。

昨年末から読み始めた司馬遼太郎著
「翔ぶが如く」全10巻を2ヶ月半かかって
読み終った。

私は10代のときから司馬氏の本を読んできた。
そして、この本は5度目の再読になる。
日本最後の内戦「西南の役」を描いたこの本は、
私のライフワークの一つ

「日本は何故、太平洋戦争で勝てる見込みのない
        アメリカに戦争を仕掛けたか?」
を考える上で、とても重要な資料となる。

太平洋戦争を知ろうと思えば、
          日露戦争を知らねばならぬ。
日露戦争を知ろうと思えば、
          日清戦争を知らねばならぬ。
日清戦争を知ろうと思えば、
          西南の役を知らねばならぬ。
西南の役を知ろうと思えば、
          明治維新を知らねばならぬ。
明治維新を知ろうと思えば、
       関が原を知らねばならぬのだから。

ライフワークのことについては、別の項に譲るが
とにかく「翔ぶが如く」は何度読んでも、新しい
発見がある本だ。

共に手を取る形で明治維新を成し遂げたはずの、
薩摩の二大巨頭大久保利通と西郷隆盛の人格と
思想が、その後の日本に大きく影響を与えたことは
間違いない。
近代日本の政治の始まりは、間違いなくこの時期
なのだ。

いつものことだが、司馬氏の本は登場人物の
息遣いが聞こえてくる。
教科書に出てくる西郷と大久保でなく生身の
彼らの息遣いが・・・。

これからも、この本は再読する時がくるだろう。
本を読むことの醍醐味を教えてくれる貴重な本だ。


 


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