拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

はた迷惑

2015-05-18 10:04:30 | 音楽
(承前)純正調のミ、言われてるほど低くはないが、さりとて平均律とたいして変わらないと思うと大いに違う。だけど、上ずらないにしても、もともと人間の声は音程に幅があるから純正調にあまり意味がないという話もある。まあ、人によってこだわる所が違うから。私はドイツ語の発音にこだわる(某純正調論者の母音の発音が違ってて、私はそっちばっかり気になった)。それよりも、楽譜に書いてある音をとりあえず出すのが先だ(それなくして、純正調も発音もない)。私の前に大きく立ちはだかるのがハイドンのレ、どころかその上のミ。一時、戦意喪失したが、気を取り直して、帰り、チャリをこぎながら発声練習。ヤッ(ターマン。フカキョンがドロンジョ)……もとい、ヤッ、ヤーヤヤヤヤヤヤヤー(二番目のヤでオクターブ上げて音階で降りる。)。出ない高音を出すのに躊躇は禁物。喉を解放して思いっきり出す。が、一応「恥」を知る人間なので、隣を車が通りすぎるとき、その音にまぎれるよう、タイミングをはかって出す。おおっ、レが楽にでた。じゃ、ミだ。おお(ーい、なかむらくん)!出た!人生初のミだ。だが、犯人に刺された被害者の悲鳴のようでもある。でも、レだってついこの間まではそうで、Sさんに「人前で出すな」と釘をさされていたのだ。よし、由比ヶ浜に行って特訓をしよう。そのSさん、一緒に自転車をこいでて、私の発声練習を「はた迷惑」と言っていたが、あれ?ご自分もやってるぞー。レが聞こえたぞー(と言っても、こちらのレは3点レ)。

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