拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

国会議員の資質=声のでかさ!?

2015-09-18 12:14:51 | 日記
(承前)で、動議が否決され、委員長が委員長席に戻るや否や与野党の議員が委員長席に突進。与党は委員長の議事進行(裁決)を確保するため。野党はそれを阻止するため。「いけー」と手を振る議員もいる。なんだか、野球の乱闘シーンのようだ。それよりも、組事務所の玄関での警察と組員のもみあいに似てる。このシーンに「良識の府」というテロップを付けたらさぞやインパクトがあるだろう。さて、騒動のさなか、一瞬喧噪がやんだ時間帯があり、委員長の「マイクこわしちゃって」とつぶやく声が聞こえた。そう、裁決阻止の作戦のうち、大昔からあったのが「マイク損壊作戦」。委員長の声が聞こえなければ議事は進行せず、裁決ができないってわけだ。今回、委員長の声は聞こえなかった(作戦成功)。が、髭の隊長の合図で与党議員が賛成の拍手。野党は「無効」と叫んでいた。この作戦は、委員長がマイク無しでも声が響き渡る大声の持ち主だと役に立たない。どうも、国会議員の重要な資質の一つは声のでかいことのようだ。そう言えば、セクハラトラップの女性議員とともに通路占拠に動員されたのは「声のでかい議員」だそうだ。

国会に登場した新作戦

2015-09-18 09:45:56 | 日記
今国会、安保法案の成否が大詰め。成案又は廃案を目指して与野党が様々な新作戦を展開。まず野党。委員長の入室を拒むためはちまきをした女性議員が通路を占拠。排除されそうになったら「セクハラっ」と叫ぶ(セクハラトラップ)。内心忸怩たる思いがないのかな、と思ったら、これ、執行部の命令なんだって(そう聞くと、やらされてる議員さんたちも気の毒)。これに対する与党はフェイント。看板を他の部屋に付け替えてそこを審議の場所とする(看板付け替え作戦)。これに対して野党は委員長の不信任動議を提出。で、延々と動議の理由を述べて時間を稼ぐ(牛舌戦術)。その昔、牛歩戦術というのがあった。投票をわざとゆっくりやって時間を稼ぐという戦術。ゆーっくり歩く人や、同じ場所で足踏みをする人等々いろいろいた。そんな中で、重要な用事があるからと言って、お先にとばかりすいすい前の人を追い抜いて投票する要人もいた(結構、臨機応変)。それに比べれば、牛タン戦術の方がずっといい。結構いい演説をする人もいる(なかには、時間稼ぎがみえみえで、言葉につまっては何言おうか考えてる人もいた。)。その演説、委員長に対する不信任動議への賛成のはずが、その内容の多くが「委員長はいい人」。一瞬、応援演説と見まがう(続く)。