島便り

スペインはマヨルカ。2004年9月生まれの息子、2009年6月生まれの娘と、島出身のだんなとの4人家族の日々。

兵馬俑

2011年12月04日 | 日常

昨日のお土産についての補足。

「中国の戦士」と書きましたが、これは「兵馬俑」だそうです。(分かる人は多いのかもしれませんが・・・)

じいちゃんから今朝「補足メール」が来ました。これは絶対「兵馬俑」だ、と。

そして「兵馬俑」って知ってるかい?と来まして、補足説明をしてくれました。ありがたや・・・

「俑」とは主君に仕える、木や土で作った人形で、秦の始皇帝(これは学校で習った記憶あり)が亡くなったときにお墓を守るため、いろんな形をした等身大の「兵馬俑」を墓の周辺に配置したそうです。紀元前200年くらいの話。

その数や半端ではなく、一人ずつ顔の表情も違うとか。

その「兵馬俑」が、ここ数十年前に畑を営んでいた住人が井戸を掘ろうとして偶然見つけたのがきっかけで今でも発掘中。フランシスカいわく、その発掘区域を宇宙船のような形のドームで覆って作業しているそうです。写真を見ると、本当にスターウォーズに出てくる宇宙船の中みたい。

場所は西安(フランシスカはチアンといっていましたが、日本だと「せいあん」といわれる)の兵馬俑博物館、でした。

 

じいちゃん、補足ありがと!

 

このじいちゃんですが、こういうことが常に頭に入っている「生きてる博物館」みたいな人で、思い出すのが、小さいころよく聞かされた歴史物語。

夜遅く帰ってきて週末くらいはゆっくり寝かせてくれ、と思っていただろうじいちゃん(当時は「おとうちゃん」と呼んでいましたが)のお布団の中に週末の朝もぐりこみ、そこで話してくれたのはおとぎ話ではなく歴史物語。小学校低学年の子に「二・二・六事件」だの「明治維新」だの「西南戦争」だのを教えてくれたのですが、話が面白くて今でも鮮明に内容を覚えています。

なにせ「日露戦争」で活躍した「乃木大将」を、隣のおっさん感覚で話してくれるの。見てきたのかーー!!っていうくらいリアルで、しかもその人となりも「一緒に将棋でもしたんですか?」っていう感じ。

なので、私も「乃木さん」としてインプットされました。「大将」カット。ずうずうしいが、仕方ない。

おそらくこの影響かと思われますが、中学校までは私の歴史の成績はとてもよかった。テストも全然苦じゃなかった。

が、高校に入り「世界史」が始まり、拷問だ!というくらい眠い授業で、本当に寝てたし、早弁してたし、赤点とって追試受けたことがあるほどの転落振り。じいちゃんみたいな先生だったらなぁと何度も思いましたね。

これを期に中国史の本でも読んでみようと思っています。