島便り

スペインはマヨルカ。2004年9月生まれの息子、2009年6月生まれの娘と、島出身のだんなとの4人家族の日々。

2011年 クリスマス

2011年12月25日 | ファミリー

毎年やってくるクリスマス。今年もなんだかんだいいつつ楽しんでおります。

12月24日はフランシスカ宅にサンタさんがやってきます。ナルが5歳になるまでは仮装サンタさんが実際やってきたのですが、すでに見破る能力を持っているであろう(あくまで予測)ナル、怖がるであろう(同じく予想)結を考慮し、昨年からはサンタさんから手紙がやってきて、フランシスカ宅を「宝探し」することになっています。

さて。やってくるかサンタさん。

手紙が無事届き、ばたばた走りまわって手に入れたプレゼントを開ける子供たち。

 

ああ、子供っていいね~

この日は例年通りフランシスカ宅宿泊。

25日。大人の予定は9時くらいまで寝てゆっくり朝食。ゆっくりりシャワーを浴びてクリスマスの昼食会へ・・なのですが

この方、7時半に一人で起き、せっせとレゴを組み立て、8時半ごろ「ママ、ちょっと見てよ、すごいのできたよ」と、ご丁寧に起こしてくれました。よっぽど嬉しかったのね。

着替えのため一度家に帰ったのですが、

無我無心。レゴをひたすら組み立てるナル。

そしてこちらも。

 

キッチンセットがやってきた結。女の子が生まれたらキッチンセットをいつかプレゼントするんだ、といっていた私ですが、やっと実現しました。予想通り大興奮の娘。これはきっとナルも一緒に遊ぶと思われます。

さて、着替えて今日はおじいちゃん宅へ。メインイベントです。

クリスマスは、家族の誰かが「ベレン」を組み立てる習わしがあり、通常は義弟のミゲールが担当するのですが、今年からナルがその大役を勤めることになりました。

庭から木切れ、砂、石を持ってきて土台を作ってからイエスキリストの誕生のフィギュアを設定する大仕事です。なかなか素敵に仕上がってます。

今までなかった新しい試み。ワインの試飲会。

ラベルが隠されている4本のワイン。これを試飲して、どこのものか当てる。詳しい人は年数も当てる。

私はどこのもの、だけに絞って試飲。1本時価180ユーロのものがある、と聞いていたのですが、そういうのに限って「いまいち」とかいってしまうのが常です。

 

生ハムを食べながらもうなんだか分からん状態になるまで試飲を続ける家族。もちろん私もこの中に入っております。(左写真の右二人がRIU夫婦だよ、玲子)

ワイン通のこの左の従兄弟が全部当てて(信じられん・・・)クリスマス会開始です。この時点でもうお開きでもいいくらい盛り上がってます。ちなみに、高価ワインはやはりみんながスルーした1本でした。4本あるうち2本がまったく同じ銘柄、年も一緒、という義父独特の洒落も入っていたのですが、それは私も当てました。でも気をつけないと同じものでも甲乙つけてしまうところが味覚の不思議です。

私たちがよろしくやっている間、テーブルセッティングが済んでいて宴会開始。メインディッシュ(3皿目)は恒例ポルセイヤ。Nadal作、です。

 

今日25日の「メリークリスマス!」はカタラン語で「ボン・ナダール!」、そう、うちのだんなさんと息子くん、そして義父の名前を祝います。クリスマスくんたちを祝って一同乾杯!

食事も終わり、デザートタイムに入り、今年初めてナルがクリスマスソングを披露することになりました。

チェロ、サッカー、可愛い息子がやっているのを「よくやってるな」といつも思っていますが、彼の歌声に関しては親馬鹿を通り越し思わず聴き入ってしまう(やっぱり親ばかか???)のです。というのは、まず音程が外れない、強弱がある、曲の最後はなんとなくリタルダンドする。おそらく本能だと思われます。

 

一族、唖然。

曾お婆ちゃんのマルガリータは涙を流し「長生きしてよかったぁ」とナルの頭をなでなでしてくれました。孝行できてなによりだね。

明日が最終日になります。家族健康で年が越せますように・・・・・