小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

タートロン開催

2008-10-19 15:49:31 | Weblog
ふと気付いたら、1週間ぶりのブログ投稿。小笠原は先週概ね天気が悪く、晴れ間も時にはあるのだが、毎日ハッキリしない空模様。天気予報を見ても、まるで天の川のように日本の南海上に雲の帯が出来ており、小笠原は丁度その真下。これじゃ天気良くなるわけがない。

体育の日の月曜日は、雨の予報にもかかわらず、漁協のカッパ持参で青灯での釣り。朝方は曇り空だったのだが、その後ははっきり言って豪雨。こんな天気でよくやるよと言われそうだが、青灯にはポツリポツリと釣り人が現れる。

一日ほぼ雨の中頑張ったが、本命のムロは3本!外道のシマムロは二桁釣り上げ、それなりに釣りは楽しめたのだが、矢張りお日様の下、ノンビリ楽しみたいと言うのが本音だ。

オガマル入港日の木曜も、午後一番に強い雨。30分ほど遅れての午後の作業と言う事もあったのだが、建設資材や重機といったややこしい積荷もあり、久し振りに日没時間切れで残りは翌日荷役と言う事になってしまった。

所でこのオガマルで以前ブログでも紹介した小笠原タートロンのゲストとして、プロトライアスリートの関根明子さんが来島した。そして昨日はその小笠原タートロン無事?開催。今回僕は大会のお手伝い、ボランティアとしての大会参加。

大会運営サイドの人から、一応トライアスロン経験者と言う事もあった為「泳ぎは大丈夫ですよね?出来れば海上待機の船に乗って欲しいのですが」との依頼があり、昨日レース中は海上のボートに乗り、スイムの監視&レスキューのお手伝い。幸い海はベタ凪ぎで、スイムでのトラブルも無く、個人、ペアの参加者全員無事完走。最後は抽選で引き当てた自分のカメさんのゴールを応援して競技終了。

しかし昨日も、午前中は晴れていたのだが、午後に入って丁度関根選手のスイムワークショップの最中にスコール。競技が始まって、選手の皆さんがランに移るあたりから再び降り出した雨はまさに土砂降り。選手の皆さんも大会関係者もずぶ濡れになってのレースとなってしまった。自然が相手のレース、そしてこのところの小笠原らしいと言えば言えなくもない、晴れあり豪雨ありの大会となった。

所でこの大会、荷役仲間のイチ君、大会前から「でるからには優勝」と宣言していたが、見事ブッチギリと言っていいほどの圧勝。2,3位はペアのティーム(スイム、ラン別々の人が担当、二人のリレー形式)と言う結果を見ても個人参加の彼の優勝は価値のあるものだ。プレゼンテーターの関根選手から表彰を受け、まさに破顔一笑。イチ君オメデトウ。

僕も関根さんから、スタッフTシャツの背中にサインを頂き「関根さんサンキュー」でした。世界で一番遠い島?へお越しいただき、そして大会を大変盛り上げていただき本当に有難うございました。又是非遊びに来てください。ちょっと遠いけどネ!

写真は、満面の笑み、優勝のイチ君。

ハートロックの季節

2008-10-12 07:15:44 | Weblog
昨日は、久し振りにハートロックへ行って来た。お日様が顔を出すとまだまだ暑い父島だが、少しずつではあるが季節は確実に進み、そろそろ山歩きもと言う気持ちになる今日この頃。以前から一度ハートロックへ連れて行って、とお願いされていた妻の境浦での友人とその又友人、そしてお子さん達、総勢7名での山歩き。

所で小笠原ではこの10月から‘小笠原諸島森林生態系保護地域’内では利用するルートが限定され、利用講習を受け入林申請をした者、もしくはその同伴が無ければ、その限定されたルートの利用が出来なくなってしまった。

平たく言えば、我家のお気に入りハートロックへ行くにも、講習を受け入林申請を出せねば行けないと言う事。と言う訳で先日妻と二人、国有林課へ行きその講習を受け、1年間有効な入林許可年間パスを受け取ってきた。そしてこのパスを持っていれば10名以内の同伴が可能。これでめでたく1年間はお気に入りのハートロックへも、大手を振って出かけられると言う事になる。

蛇足ながら、我家のもう一つのお気に入りスポット、ジニービーチへの陸路の利用は閉ざされてしまった。ビーチ自体の利用は問題ないらしいが、ジョンビーチからジニーへの丘越えの場所が立ち入り禁止となり、事実上徒歩での利用は不可能。ジニーへは、カヤックで行くか船を沖留めしそこからの泳ぎ、そして余りお勧めは出来ないが、潮の上げ下げを読みジョンから命がけ?で泳ぐしかないと言う事になる。

いずれにしても父島一綺麗なジニーの白砂の上に立つことは、今まで以上に敷居が高くなった。カヤックツアーガイドさんには、大きな売りにはなると思うけど。

さて昨日のハートロック、天気予報は思わしくなく昼からは雨の予報。9時前いつものように我家を徒歩で出発した頃は、薄日も射しまずまずのコンディシン。ところが亜熱帯農業センターを過ぎた辺りから、ポツリポツリ、妻と顔を見合わせ「ちょっと早すぎない」としかめっ面。しかし皆さんとの待ち合わせ場所、八瀬川の駐車場に着く頃には雨も上がり、再び薄日も。せめてランチタイムまでは何とか天気がもってくれる事を祈り、ハートロック目指して元気に出発。

先週からの雷に豪雨もあり、足元の泥濘を心配していたのだが、思っていたほどでもなく、そしてお天気もまたしても父島の天気予報、良い方に見事大外れ。雨どころかほとんど晴れの一日で、終わってみれば絶好のコンディション。きっと昨日のお客さんさんの中に、晴れ男か晴れ女がいたのだろう。

ガイド役の妻も僕も、ホッと胸を撫で下ろす最高の一日となった。

写真は昨日のメインガイド。

ラッシュ

2008-10-11 08:18:22 | Weblog
一般的には三連休の初日、土曜日の朝、いつものように妻との扇浦までの早朝ジョグを終えパソコンに向かっている。

所で三連休と言う事もあるためか、一昨日入港のオガマルには380名ほどの乗船客が乗っていた。この時期にしては結構乗ってきたなと言う感じである。積荷のほうもほぼ満載、貨客船オガマルの面目躍如と言った所だ。

積荷の量は多かったのだが、積み荷の内容と引き取り業者の関係で、かなりの量の積荷は翌日荷役と言うことになり、2時半頃には作業終了。早く終わるのは大いに結構なのだが、翌日8時から又荷役作業と言う事で痛し痒し。

そんな訳で入港日の午後は時間が空いた為、久し振りにウェザーステーションへ上ってみた。流石に暑い時期は自転車でウェザーまで上がると汗だくになるため、それよりは綺麗な海で泳いだ方が、と言うほうが明らかに自然体、どうしても足が遠のいてしまっていた。

久々のウェザー、まずは路面がかなり補修され綺麗になっているのにビックリ。しかしいくら路面が綺麗でも激坂に変わりは無く、いつものようにギア2枚残し、汗だくになって何とか上りきった。おそらく半年ぶりくらいのウェザー、幸いにも他に人影は無くウッドデッキの上に汗まみれの体を横たえ、大の字になって夕方の心地よい風を独り占め。

その後ポツリポツリと何組かやってきたが「コンチワ」と挨拶を交わし、それぞれに眺望を楽しんでいる。ところが4時半を回る頃からにわかに騒がしくなってきた。次々と聞こえてくるゲンチャリと車の音。駐車場の方からは間違いなく観光客の皆さんと思われる歓声と話し声が聞こえてくる。

ものの5分と経たぬ内に、先ほどまで閑散としていたウェザーのウッドデッキの上はラッシュ状態(チョッピリ大袈裟かな)になってしまった。よくよく考えれば入港日の午後、絶好の空模様と言う事もあり、島内観光でこの時間帯、この場所を外す訳が無い。父島夕日のメッカ、ウェザー健在といった所。

自転車の僕は、日没までいると帰りは真暗、大混雑してきたし早めに退散。激坂を気持ちよく下る間にも、沢山のバイクとそして歩く人にもすれちがった。運良くグリーンフラッシュお出ましになったのだろうか。

写真は、賑わい始めた入港日、日没前のウェザー。

嵐の休日

2008-10-08 17:24:48 | Weblog
今月はオガマルの運航日と暦の関係で、妻も僕も平日のお休みが結構ある。今日もそんな一日、完全OFFの日だ。

せっかくの休日だったが、朝早く稲光と雷の音で目が覚めた。いつもなら丁度起床の時刻、しかし流石の妻も休みと言う事もあり、雷とあの雨では早朝ジョグのスタートをチョッピリ遅らせた。そんな訳で今日はいつもの休日より1時間遅く、ジョグをスタート。この時間だとすでに明るく、いつもと違った走り出し。途中何人かのジョガーともすれちがった。

湾岸通りから見る境浦も扇浦も、鏡のようなベタ凪。このまま雨が上がってくれれば良いのだが、天気予報は思わしくない。

帰宅後とりあえず雨は上がっており、僕は良く外れる父島の天気予報が良い方に外れる事を願って、青灯での釣りへ。妻には読書と言う雨の日にも負けない素晴らしい趣味があるのだが、僕は晴耕雨読の雨読は、残念ながら持ち合わせていない。

9時前青灯に腰を下ろし、早速第一投。狙いは勿論ムロ。しかし、今日も浮きは沈むのだが上がるのは外道のシマムロばかり。冷やかしに来ていたトコさんは「ツミレにすると、美味いんだけどな」とニヤニヤ。

その後ジェームスもやって来て二人でムロ狙い。しかし段々と雲行きが怪しくなり、雷に雨も落ちだしてきてしまった。その時、僕の竿にアタリが。手応えも充分、引き寄せると本命ムロだ、と気合が入ったのだが、取り込む瞬間ばらしてしまった。そして待っていたかのように大雨と突風。しばし釣りは中断して雨宿り。

ここでとんだハップニング。小笠原高校の体育の授業、ウインドサーフィンが突風に煽られ前浜沖から何艇か流され、青灯に流れ着く艇も。丁度顔見知りの高校生だった事もあり「前浜まで乗ってってあげるよ」とバトンタッチ。オジサン、チョッピリ不安もあったがそこは気合一発、久し振りのウインドだったが何とか前浜に無事到着。思わぬ所でウインド楽しむ?事ができた。

その後も強い雨は治まらず、濡れた体も冷え切ってしまった為、釣り道具は置きっ放しで一旦帰宅、シャワーで暖を取り、雨の止むのを待って再び青灯へ。こんな自由が利くのも、小笠原ならでは。

そして執念と言うか、ムロ1本を何とかゲット。嵐の休日、終わってみればメデタシ、メデタシ。

今日は写真が無く、先日撮った境浦での一枚。出来ればこんな日にノンビリ釣り糸を垂れたい物だ。

青灯解禁

2008-10-06 17:27:47 | Weblog
週初め月曜日の今日は、先日土曜日の連合運動会の振り替え休日で、妻も僕も用務の仕事はお休み。

休日の恒例、扇浦までの早朝ジョグの後は、青灯での釣りへ。今月の初め、夏の水泳場所の為に青灯に設置されていたブイが外され、やっと釣り人に青灯が戻って来た。数日前から雨さえ降らなければ今日は朝一から青灯での釣りと決めていた僕は、昨日のうちにコマセ1ブリックを購入、用意万端である。

7時前青灯に到着すると、青灯にはすでに見慣れた黒いワンボックスが止まっている。名人マーカスだ。

「早いね~!」「ダメ、シマムロ入れ食いだけど、本命は全然」マーカスはすでにシマムロ10本以上上げているようだが「外道じゃね~」と浮かぬ顔。彼にとって釣りは、猟だからネ!

とりあえず素早く用意を済ませ僕も第一投。浮きが立つと同時に、細かく上下した後ストンと入った。早速シマムロ、殆ど入れ食い状態。マーカスは流石に呆れてしばらくお休み。

その後も浮きは沈むのだが上がるのはシマムロばかり。マーカスは「20本くらい上げたかな、今日は止めた」と早々と退散。僕も6本ほど上げたが、全てリリース。浮きは沈み、釣る楽しさは十分味わえたが、クーラーボックスの中はゼロ。

青灯解禁と言う事で、久し振りにジェームスやバートもやって来て、しばし釣り談議。バートは「こう暑くちゃ、年寄りは無理。若い奴はいいけどな」と日陰で見学。確かに今日は昨日までの北東の風が南に変わり、青灯は焦げる様な暑さ。いつの間にか竿を持つ手から、汗が滴り落ちていた。

とにもかくにも、父島の釣りのメッカ青灯、これからはいつもの賑やかさが戻ってきそうである。

釣りの後は、我家に戻り用意されていたランチを担いで境浦へ。一足先に来ていた妻と合流、いつものように午後は境浦でノンビリ。

今日の境浦の海はほぼ満点。ベタ凪に加え透明度も抜群。ランチ前と、午後、久し振りに遠泳を楽しんだ。スイムゴーグル越しだったが、海底の珊瑚や白砂が手に取るように見え、泳いでいて本当に気持ち良かった。2,000メートル近く泳いだと思う、久々に遠泳したって感じ。

夕方逆光の光にキラキラと輝く水面を、荷役仲間のトミジイのカヤックが滑るように走る姿が印象的。妻と「いい感じ!」と意見が一致した。

写真は、釣解禁となった今日の青灯。