
東仁連川に沿って走る茨城県道134号線(鴻野山豊岡線・常総市内の一般道)から、
茨城県道136号線(高崎坂東線・八千代町→坂東市)の交差点を右折し、
茨城県道135号線(猿島常総線・坂東市内の一般道)に近い農道をポタリングした。
ということで、実際には逍遥ではないが、
江戸初期には約3000ヘクタールもあったという、
今は干拓されて消えた「飯沼」の広大さを知るために走ってみた。

下の写真は、古間木新田付近の東仁連川と県道134号線。
時間的には10時少し前だったが、殆ど車が走っておらず、
快適なポタリングだった。

古間木新田の熊野神社付近からの田園風景。
遥か彼方に見える緑の部分が高台で、
その下に広大な飯沼が広がっていたのである。

下の写真が、干拓時に作られた飯沼川の下流方面で、
先に見える橋の上を茨城県道136号線が走っている。
岸辺に生い茂り始めた葦の群生地ではヨシキリがしきりに鳴いていて、
子供の頃に「やら」のあちこちで聞いた記憶が蘇ってきた。

下の写真は熊野神社付近(常総市古間木新田)からの光景から、
飯沼川を挟んだ反対側の坂東市側の光景である。
写真に写っている一部の村落は、現在は坂東市であるが、
もともとは「飯沼村」であり同じ学区でもあった。
現在でも
常総市と坂東市の両市に左平太新田・孫兵衛新田・栗山新田の地名が残っている。

常総市馬場新田「馬場下揚排水機場」付近の飯沼川上流光景。

巻頭の写真は、「馬場下揚排水機場」付近の、
坂東市側の飯沼川堤防斜面に咲いていた「ナガミヒナゲシ」。