21世紀の森と広場にも、
秋の蝶が舞い始めた。
8月の上、中旬には余り見られなかったチョウ達が、
除染で丸裸になった草叢の復活とともに帰ってきているようである。
巻頭の写真は咲き始めたエノコロの穂で休んでいた、
ツマグロヒョウモンの雌。
同じ蝶を真上から撮ったもの。
羽の後方に黒の縁取りが無ければ「ヒョウモンチョウ」。
下の写真が参道で突然近くに現れた「ツマグロヒョウモン」の雄。
草叢の中で元気が無かったが、
何かを訴えているようにも思えた。
ツマグロヒョウモンの近くに現れたのが、
やや小さめの「ヒメアカタテハ」。
「吸水」しているようであった。
雑木林の中の遊歩道で「吸水」していた「ルリタテハ」
ミネラルの補給と、体の冷却を兼ねていると言われている。
一時期あちこちの広場が丸裸になり、
周辺の草叢もすっかり削り取られていた公園は、
やっと自然が戻ってきている。