MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

初秋の釣仙郷

2009年08月27日 | あらかると
湿度が下がり気温も30度を下回った昨日、釣仙郷(都立水元公園)まで、久しぶりのポタリングを挙行した。
湿度が下がったとはいえやはり直射日光下はまだ暑い。

先頭の写真はいつもの「おばあちゃんの花畑」で、秋の花が咲き始めていた。じっくりと撮りたかったが先を急ぐことにした。

我が家から水元公園までの距離の3分の1ぐらいまで来て栗畑を発見。イガを開いて熟した栗の実があったので(初物はなんでも縁起がいいという)撮影。こんな光景を見るとやはり秋なのである。


栗林の先には葱畑があり、道路際には韮の花が咲いていた。花の写真を撮ろうがどうか迷っているところに「私を写して!」と言わんばかりにヒメアカタテハ蝶が近づいてきた。秋口には良く見られるが、黒揚羽の様に人を怖がる様子がないので毎年10枚程度は私のギャラリーに収まる蝶でもある。


水元公園内のススキと女郎花。秋の七草の競演である。


赤い秋明菊が咲いていた。名前を調査したところ「のの姫」と名づけられて園芸店のネット販売リストに載っていた。しかし「のの姫」で検索するとこの園芸店の一軒だけしかなく詳細不明だった。「のの姫」は「野の姫」なのだろうか?


真っ赤に熟した0.6cm弱のおいしそうな実を見つけた。名前は「ヒヨドリジョウゴ」で有毒だった。


「カリガネソウ(雁金草)の花」。家紋の”結び雁金”紋に似ているのでカリガネソウという名が付いたらしい。雄蕊と雌蕊が円弧の形なのが面白い。


「ポポーの実」。昔、田舎の裏庭にあって13cm程の実がなり、熟して落ちたものを拾ったが、食べることが出来るのかどうかがわからなかった果物。数十年ぶりの出会いだった。流通しているのを見たことがないので、珍しい果物と言えよう。


木陰のベンチで休みながら撮った一枚。水面は水元公園小合溜で、枝垂れ柳が並んでいるのが三郷公園。ベンチをかすめる乾いた涼風が心地よかった。ちなみに矢印の1cm上の小さな赤い点は「ベニシジミ」でした。
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