MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

「みいさんぽ」 (34ー初冬の手賀沼)

2008年12月03日 | あらかると
 
前に行ったことのある手賀沼湖畔の、柿の木が撮りたくて自転車にて現場へ。
前に案内していただいた友人へ連絡しようと、携帯電話を持たない主義の私は、公衆電話を探すことになった。ところがこれがなかなか見つからない。

現場に行く途中にほうれん草畑らしき幾条ものラインが美しく、更にその先に柿の実が見えたので撮った一枚が先頭の写真。

公衆電話が見つからないままに現場到着し、数枚とった中の一枚が下の写真。この柿の木も大豊作であった


手賀沼公園入り口付近で公衆電話を発見し友人に連絡。駅前の大手スーパーの中で昼食をともにし、再び手賀沼公園へ。生涯学習センターの屋上庭園と屋上庭園からの手賀沼を「高見の見物」・・・光の航跡を残して進む船をキャッチ。ややシャッターチャンスを逃がしたため、銀色の航跡が途切れ途切れになってしまった。


高見の見物を終え手賀沼公園にて、缶コーヒーにて珈琲タイム。そんなときに現れたのが手賀沼には似つかわしくない漁船のような船一隻。


快調に進んでいた船は途中でスピードを落とし浮遊を始めた(下の写真)。奥のボートとの遠近感が変だ・・・と思われた方は正常です。なぜならこの漁船らしき船はラジコンの船だったのです。
更に面白かったのは、その船を意識したオオバンがいぶかしげに振り返ってその船を見ていたことと、その船に気づいたカワウが正体を確かめようとしたのか少しの間その船を追っていたことです。
やがてその船をリモコン操縦していた紳士が急にリモコンのアンテナをしまいこんで、船を放棄したかのように現場から去っていってしまった。
操縦不能になった船はただ漂って居たのです。


紳士が居なくなってから5分ぐらい立ったころでしょうか、一隻のボートがラジコン船に近づいてきて、やおらアンテナを伸ばしていました。先ほどの紳士のようです。何があったのかはわかりませんが、ボートの上の紳士は再び楽しそうにラジコンで遊んでいました。
友人と二人、ストリーのない物語に引き込まれていました


手賀沼湖畔から見た手賀沼の光景。


大津川の土手の枯れススキが逆光で輝いていた。土手に輝く細い道は自転車や散歩のために自然に作られたようです


下の写真も大津側にて撮影。対岸の草がシルエットとして水面に写って居るのが面白い。


この畑作地帯で日没を迎えた。耕された畑の条痕と紅葉した雑木林が夕日に照らし出されて私の陰も巨人になった。





コメント