MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

これからの季節が美味しい「キムチ」

2005年11月07日 | たべもの・料理
韓国と中国の間で「キムチに寄生虫の卵」問題が発生した。食文化の遅れや食品管理などからはありうることであろう。日本では食品衛生法があるから今はこんなことはないだろうが、昔は日本もこんなものだった先人は言う。

韓国で流通しているキムチの何パーセントかは中国産だというから、もしかするとわれわれ日本人が韓国に行って中国産のキムチを食べていた可能性もある。しかし、それで病気になったとかの話は無いのでさして問題はないと思われる。

日本でもキムチは作られている。しかも韓国とは漬け方の違う浅漬けキムチである。おそらくスーパーで売っている半数以上のものは国産であろう。どちらが好きかは好みの問題だが、やはり発酵食品である韓国産のほうが美味しいようだ。
日本は発酵させない代わりに、発酵調味料の「魚醤」を使っているのがほとんどだ。この魚醤、食品加工業者にとっては魔法のような調味料らしく様々なものに使われている。それで売れるのだから日本人はいずれ味音痴になりはしないかと・・・心配・・

韓国では、キムチの材料に「オキアミの塩辛」「イカの塩辛」「牡蠣の塩辛」などの動物性食品(ここが日本キムチとの違うところ)、を使うのでたんぱく質が豊富になり、「唐辛子・ニンニク・生姜・芹・浅葱・長ネギ・大根」などの野菜が加わるので、ビタミンCや乳酸が豊富になり、主要栄養補給減として活用されてきた。なので、単なる漬物とは物が違う・・

韓国はこれから年末にかけてキムジャンに入る(このときつけられたキムチはキムジャンキムチと呼ばれ特に美味しい)。サラリーマンにとってはキムチボーナスなどの制度もあるという。白菜を大量に買い込んで一冬分のキムチ漬けが始まるのである(といってもソウルなどでは高層集合住宅が多くなり、そういうところでは行われないようだ、ちなみにマンションではなくアパートと呼ぶ)。

韓国は日本ほど香料(香辛料ではなく科学的にオレンジなどの香り成分を作ったもの)や添加物を使っていないので、自然を生かした美味しいものがたくさんあります。たとえばコカコーラのHi-Cオレンジは日本とは比べ物にならないほど美味しかった・・・

十数年前は数件しかなかった新宿職安通り(ここ一、二年、ヨンさまの影響でおば様族が多くなりました)の韓国料理屋さんも、今では韓国かと思われるほどに増加の一途をたどっています。
その一角にある韓国食材の店「韓国広場」は店舗規模が大きく、ほとんどの韓国食材が手に入りますので、食通にはお勧めです。また、同じ系列で韓国のビデオや雑誌新聞などを別店舗で販売しているので便利です。調べてみたらホームページもありました。

http://www.kankokuhiroba.co.jp/


写真は英国リージェントパークの中庭。ここのオオハクチョウは茶々入れると人に向かってきます。日本の白鳥は逃げるのに・・・そういえばC.Wニコルさんもそんなことを言っていた。
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