MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

「水キムチ」は冬に美味しい

2005年11月08日 | たべもの・料理
最近では職安通りの韓国街(?)でも見られるようになったが、韓国の友人に薦められるまで知らなかったものである。
ある年の正月の観光旅行のときに、寒波の襲来でマイナス19度という日があった。ハンガン観光から帰ってみるとなんとなく風邪気味になっていた。
「解熱剤」をガイドさんに頼んだら、解熱剤と睡眠薬を持ってきてくれた。そのときに紹介されたのが風邪にも咽にもいいというビタミンC豊富な「水キムチ」だった。
水の中に白菜と大根の刻んだものと糸唐辛子が浮かんでいた。スッカラ(韓国のスプーン)で一口づつ飲んだときのさわやかな美味しさは今でも忘れられないほどです。冷麺のスープのような味で、本来、冷麺のスープはこの水キムチが使われるとのことだった。

で、「白菜と大根の水キムチの作り方」

ざく切りした白菜700gと大根800gをあら塩45gで混ぜ合わせ、しんなりとして水が出てきたら(水は捨てないでそのまま使う)
りんご半分を皮のついたまま薄切りの短冊に切ったもの、と、ゆずの皮少々とニンニクと生姜(各20g程度)の三種類は針切りしたもの、と、糸唐辛子少々(韓国料理食材店などにあります)を、ミネラルウォーター1.8リットルに塩15g(大匙1・塩は全部で65g)を溶かし(味加減はお吸い物よりやや辛め)、材料すべてをいれ菜箸などで軽く混ぜ、1日から2日涼しいところにおいて発酵させる。2~3週間持ちます。

水キムチはほかに「平切りキムチ」「間引き大根の水キムチ」「つるにんじんの水キムチ」などがあるようです。

写真は花水木、明治45年に米国のポトマック湖畔に植えられた桜の苗木のお礼として日本にわたってきた花です。最近では街路樹に多く使われ、春の花と真っ赤な紅葉と真っ赤な実が親しまれるようになりました。
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