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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



近所の干潟にクチバシの長い大きなシギが渡来してきていました。

頭部から翼、背中が黒褐色の縦斑のある淡い褐色です、それならホウロクシギ(環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類指定・全長63cm)でしょう。

アメリカの図鑑(SHOREBIRDS)によれば、日本に渡来するのはFar Eastern Curlew(全長60~66cm)とあります。

彼らはオーストラリア、ニュージーランドニューギニア等で越冬しロシア東部に渡って繁殖する途中、日本に飛来する旅鳥です。・・・ホウロクシギの翼の裏は褐色

北アメリカにもカリフォルニアからメキシコ西部で越冬し、カナダで繁殖するLongーBilled Curlew(全長50~65cm)がいてホウロクシギと良く似ています。・・・下はダイシャクシギ(全長60~66cm)で翼の裏は白く見えます。

ホウロクシギのクチバシの長さは、手元の図鑑(日本の野鳥590)に記載されていませんが、前記のアメリカ図鑑を見ると12.8~20.1cmとあり、全長の1/3がクチバシです。

下の写真のダイシャクシギ(Eurasian Curlew)のクチバシもアメリカの図鑑には記載されていて、メスの方が長くて12.3~19.2cmとか。・・・ホロクシギの方がやや長い

ダイシャクシギを正面から見ると、喉が白く、胸は白い羽毛に淡い褐色の縦斑。・・・下はクチバシの長さが強調されたポーズです。

ホウロクシギも同じポーズで。喉が淡い褐色の羽毛に暗褐色の縦斑ということで識別できそうです。・・・クチバシは20cmほどですが写真では長く見えますね。



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