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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



近くの公園の葦原でユリカモメに似た小型のカモメを見つけました。どうやら世界的に個体数が5000羽程度と言われているズグロカモメ(全長32cm)のようです。

良く似ているユリカモメ(下の写真上の2羽・全長40cm)の幼鳥と比べると、クチバシと翼後縁部の色が違っています。

ズグロカモメは冬鳥なので、もうじき繁殖地(朝鮮半島など)に渡去するはずです。・・・クチバシはユリカモメよりも短く黒。

ズグロカモメの夏羽は、ユリカモメと同じように頭が頭巾を被ったような黒となりますが、これはまだ冬羽です。・・・尾羽根の後縁部に黒茶色の帯があるので幼鳥のよう。

世界的に生息数の少ないズグロカモメは、環境省レッドリストの絶滅危惧Ⅱ類にも指定されています。・・・チュウシャクシギの横でズグロカモメが魚を捕まえました。

ズグロカモメは干潟への依存性が強く、カニを主食とするようですが、このときは小魚を咥えて飛び出しました。

飛んだのはチュウシャクシギから横取りされるのを避けるためでしょう。・・・カモメの仲間はどれも良く似ているので識別が難しい野鳥です。



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