最近購入した日本野鳥歳時記(大橋弘一著)にキビタキの記事が出ていましたので、その飛び出し写真と一緒に紹介しましょう。<・・・>が引用部
<5月上旬の新緑の季節に最も似つかわしい野鳥がキビタキです。特に正面から見たときの鮮やかな黄色が印象に残ります>・・・新緑とキビタキのコラボシーン
<南西諸島を含む全国を繁殖分布地とし、落葉広葉樹林などの明るい林を好み5月上旬、木々が瑞々しく芽吹く新緑と共に日本に訪れるという印象が強い野鳥です>・・・飛び出し
<キビタキのさえずり声は美しく「ピリリ、ピーチュリ、ピッププリ、ピッププリ」などと複雑でバリエーションが豊富です>
<時には「ツクツクボーシ」と、セミのような鳴き声や「ケロロ」というカエルのような声まで披露してくれます>
<キビタキは実に巧みに歌う鳥でありレパートリーの広さとその見事さは、森の歌姫と呼びたくなるほど>
<キビタキの英名は「ナルシッソス・フライキャッチャー」ナルシッソスとはギリシャ神話に登場する美少年で自己陶酔者の語源として知られています>
<「ナルシッソス・フライキャッチャー」のフライキャッチャーは、飛行する昆虫類を空中で捕食するヒタキ類の習性からの名称>
<キビタキの美しい姿もさえずり声もオスだけのもの、抱卵や子育ての中心的役割を担うメスは、派手な色彩の無い目立たない姿をしています。猛禽類などに見つかるリスクを低く抑えるためでしょう>