コロナによる非常事態宣言で、ひっそりとした公園の階段にこちらを向いている目立たない野鳥がいました。・・・よく見ないと判りませんね。
背中も地味ですが、腹部に黒い斑点があるので越冬地(中国南部など)から渡来したばかりのクロツグミ(全長22cm)のメスでしょう。
クロツグミは殆ど日本だけで繁殖する夏鳥です。このときは比較的近くに寄ってきてくれましたが、非常に警戒心の強い野鳥でした。
従って来日する欧米のバーダーには人気があると思います。・・・少し離れた場所にクロツグミのオスがいました。
但し、クロツグミは明るい場所には殆ど出てくれないので、その姿を見るのは簡単ではありません。
白い腹部にある黒い斑点の形は様々でトランプカードのスペード?ハート?ダイヤ?
やっと発見しても近づくとすぐ飛び去るので大きく写すのが難しい。・・・これは風切り羽が黒茶色なので若い鳥でしょう。
下の写真のアカハラ(全長24cm)は大阪では留鳥、同じツグミ科なのでクロツグミと良く似ています。
こちらシロハラ(全長25cm)も同じツグミ科ですが、冬鳥なのでもうじき繁殖地の大陸(沿海州など)に飛去するはずです。