近所の干潟の砂の中から大きなゴカイを引っ張り出すダイゼン(全長29cm)がいました。
それを横取りしようと飛んで来たのはズグロカモメ(全長32cm)です。
ゴカイを咥えてズグロカモメの空襲から必死で逃れようとするダイゼン。
ズグロカモメは、ホバリングしながら襲撃のチャンスを伺っていますね。
図鑑(日本の野鳥590)にはズグロカモメの主食はカニとありましたが、ゴカイも食べるのでしょう。・・・2羽がかなり接近
一方ダイゼンの主食はゴカイ類で、ときには二枚貝を丸ごと飲み込むこともあるようです。
翼を広げたズグロカモメはダイゼンよりも大きいですが、体重はズングリ体型のダイゼンと大差無いようなので襲撃を躊躇しているのかも知れません。
ところでズグロカモメはユリカモメの幼鳥(下の写真中央)と良く似ていますが、クチバシの形と色が違うので識別できます。
ズグロカモメが躊躇している間に、ダイゼンはゴカイを飲み込んでしまい、ゴカイ略奪作戦は幕切れとなったようです。