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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



現代日本画壇の最高峰に位置する画家であり、その作品価格は存命する画家の中で飛びぬけて高いらしい。

厳島神社



そうなると佐川美術館の300点余の作品の値段は総額でいくらになるのか、知りたくなってくる。

平山氏は1930年瀬戸内海に浮かぶ広島県豊田郡瀬戸田町(現尾道市瀬戸田町)に生まれ、広島市で被爆している。

比叡山延暦寺



戦後は東京美術学校(現・東京藝術大学)に入学、1952年、卒業とともに同校助手となり、助教授、教授を経て1989年には東京藝術大学第6代学長に就任しているので教育者としては順風満帆の人生を送ったことにになる。

平山の作品は院展入選作『仏教伝来』以来、仏教をテーマとしたものが多い。



平山は一時死を覚悟するくらい被爆後遺症に悩んだことがあり、それがきっかけで宗教に傾倒していったようである。

仏教のテーマはやがて、仏教をアジアの果ての島国にまで伝えたシルクロードと玄奘三蔵(三蔵法師)への憧憬につながっていった。



そのために平山は1970年代からたびたび中国やシルクロードの遺跡を訪問しシルクロードをくまなく旅している。



1998年には文化勲章を受章、日韓友情年日本側実行委員長、日中友好協会会長やユネスコ親善大使、平城遷都1300年記念事業特別顧問などの肩書もある。



他にも高松塚古墳壁画の模写、カンボジアのアンコール遺跡救済活動、「文化財赤十字」の名のもとに中東など紛争地域の文化財保護に奔走するなど、その活動は幅広い。

その一環であろうかボスニア難民を描いた大作も佐川美術館に展示してある。



こうした活動を前向きに評価する意見がある一方、国立大学である東京藝術大学の学長という公職にありながら、出版社、百貨店、放送局などとタイアップした自作の展示販売を大々的に行い、多大の利益を上げている点などを批判する人もいるらしい。



また、日本とアジア諸国との友好活動や東北アジア・中央アジアでの文化財保護活動は国際的に非常に高く評価されているものの、国際的な芸術的評価は得られておらず、画家としては日本以外では無名なローカルな存在らしい。

平山作品の展示棟



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