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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



大阪市営地下鉄中央線の西の終点コスモスクエアから地下鉄に乗ると、電車の行く先には学研奈良登美ケ丘行きと書いてある。

この学研奈良登美ケ丘という長い名前の駅は今年の3月に出来たばかりの「けいはんな線」の終点駅である。



大阪市営地下鉄は長田まで、それ以降は近鉄が運営するけいはんな線となり、地下鉄と近鉄が相互乗り入れしている。

従って終点まで乗ると長田までの料金は大阪市交通局、それ以降は近鉄と2回清算することになるのでややこしい。



中央線と近鉄線相互乗り入れの歴史を調べてみると1986年、近鉄東大阪線は長田~生駒間が開業し、大阪市営地下鉄中央線大阪港駅まで相互直通運転を開始している。

11年後の1997年12月、海底トンネル完成と同時に相互直通運転区間をコスモスクエア駅まで延長している。

2000年10月には、けいはんな新線が着工し、5年半の期間をかけて今年3月生駒~学研奈良登美ヶ丘間が開業しているので、長田~生駒間開業から20年後に開業したということになる。



生駒~学研奈良登美ヶ丘間は、大阪と関西文化学術研究都市(学研都市)を結ぶ路線として東大阪線を延伸する形で建設され、学研奈良登美ヶ丘駅から学研都市の祝園・高の原方面への延伸計画もあるらしい。

しかし現在は、生駒市北部および奈良市北西部に広がる住宅地群の大阪市内への交通アクセスとなっているだけである。

生駒~学研奈良登美ヶ丘間は全線の約6割がトンネルとなっているために電車の最高速度を日本国内最高となる時速95キロで運転しているのが特徴である。

それでも近鉄区間の学研奈良登美ヶ丘~長田間の標準所要時間は22分、コスモスクエアから学研奈良登美ヶ丘間は約1時間もかかるので乗ってみると結構遠い。

学研奈良登美ヶ丘駅隣にあるイオンの巨大ショッピングセンターはもうすぐオープンするようである。



しかし駅の周囲にはマンションや住宅が無く、駅の前にはこれから工事が始まるビルの工事現場があっただけのかなり殺風景な場所であった。




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