ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

車に求める価値観

2011年06月03日 | 日記

 時々思う事がある。古い車に乗り続ける事に意味があるのだろうか?と。

 世の中は常に流れている、即ち変化し続けているのだが、この旧車にこだわって車に乗るという姿勢がその流れの外に自分を置いてしまっているような気もする時がある。

 

 アメリカの市場においては韓国の現代自動車が一番業績を伸ばしている、そしてトヨタ、ホンダという日本のブランンドの業績が落ちている。大震災の影響で一時的な変化だと言ってしまえばそれだけで説明が付くが、果たしてそれだけなのだろうか?

 オイルショックが引き金となってアメリカでは燃費が良くて故障の少ない日本製小型乗用車が急速に市場に蔓延した、その時に当時のアメリカ人達は何を感じたであろうか?その情勢を快く受け入れたくはなかったであろう、悔しい!仕方ない!という気持ちがあったであろう。結果的に、その後のジャパンパッシングの行動に大衆は走った。

 日本人にも同じ心理があるのではないだろうか?

 現在の多くのアメリカ人は日本ブランドの良さを認めている。中古車市場でも査定価格が日本ブランドに対して高く維持されていることからしてもそれははっきりと解る。しかしアメリカの市場には見えない車選択の価値観がある。それは愛国心である。性能のいい物だけが売れるのではない、自国ブランドに対する誇りは強い。

 そしてもう一つは安さである、日本車が欲しいのではない安くてそこそこの性能があり、メーカーの保障が長く、尚且つ消費者レポートの数値が高ければ、こだわらない消費者はブランド名を車選択からはずすのは容易な事である。

 その様な事は自動車メーカーにとっては既に承知の上、そういった中で挑戦し続けている。

 

 古いランクルに乗り続けるという事はそういった流れに身をまかせないという事であり、同時にその流れに取り残されるという現象になるのか...?

 ながいものには巻かれろ!とも言うがそれは嫌だという態度を見せ付けているのかも知れない。即ちロクマルに乗り続けることは孤独な行為だと感じている。

しかし僕は同時に知っている、このロクマルを目にして目を輝かす人も多い事をね。

 


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