冬季はバッテリーの出力が落ちてしまい毎回兄弟に助けてもらっているシルバーのロクマル。休日には必ずエンジンを掛けて15分程車を走らせている。オーバーヒートの傾向があり持病を抱えたままだ。日本ならば旧型ランドクルーザーに詳しい専門店に持っていけば問題点をなんとか見つけ出し指摘し、修理する根性を持ったメカニック達がいると聞くが、残念ながらここではそんな根性を持ったメカニックはまれである。ロクマルのエンジンの冷却問題も、いくつかのショップに持ち込んで試みたが問題点を明確に指摘出来るメカニックはいなかった。問題はものすごくシンプルな所にある様な気がする。そして、このロクマルは必ず復活して活躍すると信じている。ボンネットを開けて手引書を参考にしながら箇所毎に仮説を立てるを繰り返す。ゴムチューブを押したりひねったりして中の状況を想像し気になったらナットを緩めて中を確認する。おおよそトラブルの原因は磨耗、劣化、錆、それによる汚れや詰まりであったりする。マザーテレサ曰く、愛の対義語語は無関心だと。ロクマルに関心を持ち続ける行為、すなわちこれが愛情。今も調子の悪いロクマルではあるが、家族の様にケアする事によって調子の良い車では得られない学習の機会を与えてくれている。
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