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FJ クルーザーの終了

2016年09月05日 | FJ CRUISER

 

先月(8月)に生産が終了した Toyota FJ Cruiser。

アメリカの市場においては2014年を最後に販売は終了している。

 下記はそれにまつわる記事である。結果 Jeep Wrangler しか残らなかったとくくってはいるが、それはアメリカの市場においての事。世界的な市場をみるとランドクルーザー70系は多くの需要に応えている様に思う。FJ Cruiser の生産終了は寂しい事であるのは間違いないが、それ以上に、自動車業界が落ち着いたクロスオーバーに重点を置くようになったと記している事は伝統的な4x4に対する業界の関心はそがれつつあると言う事なのでより寂しく感じるのだ。

 

 トヨタ、「FJクルーザー」の生産を今年8月で終了

トヨタは今年の8月に、レトロなデザインのオフローダー「FJクルーザー」の生産を終了し、その10年の歴史に幕を閉じる。伝説的なFJ40型「ランドクルーザー」の現代版として、同社は2006年からFJクルーザーを製造して来た。

北米では、発売当初の興奮が過ぎ去った後になると売り上げは徐々に減っていき、2014年モデルイヤーをもって販売が既に終了している。FJクルーザーの忠実なファンがいるオーストラリアなどの市場では(生産国の日本でも)、現在も販売が続けられているが、ついに今年の8月には全ての市場向けの生産が終わることになった。

車業界は、より落ち着いたクロスオーバーに重点を置くようになり、そんな中でFJクルーザーは突出してワイルドな存在になっていった。他のクルマでは行けないような所にも行けるし、特別な存在感も放っている。これまで高いリセールバリューを維持してきたのも不思議ではない。

ちなみに、最近になってギロチンに掛けられることになった純粋なオフローダーやレトロなスタイリングのSUVは、FJクルーザーだけではない。ハマーのラインナップはすべて廃止され、ランドローバー「ディフェンダー」は、後継となる新型が登場するまで生産が途絶えている。そのため、今はジープ「ラングラー」だけがこのジャンルで頑張る唯一のクルマとなってしまった。その次期型は果たしてどのようなスタイルになるのか、さらに期待が高まるというものだ。

By Noah Joseph Autoblog 日本版

 

...大衆は燃費の良いクロスオーバーを欲しがっているというのは間違った概念だという事も知っておいた方がよい。北米ではJeep Wrangler の売り上げは伸び続け堅調な人気を保持している。更に北米で一番売れているはカムリやアコードではなくFord F-150 ピックアップトラックである。Ford F-150 は大型ピックアップでありながら6気筒で燃費とパワーを追求している。クルマの車種のの売り上げが伸びない時に時代や消費者の嗜好が変わったとするのは説得力があるようにも感じる。しかし、Jeep Wrangler, Ford F-150, Land cruiser 78 の様な勝車も存在している。それらのクルマは使う人々のライフスタイルに浸透している気がする。つまり人々の行動様式が所有するクルマで表現されるという事ではないだろうか。

 FJクルーザーの発売時のマガジン的なカタログ(2007~2008年)を見ながら栄枯盛衰的な季節の変化のようなものを感じている。その誌の中にはM.スペクター氏も登場しておりFJクルーザー登場のDVDはトヨタの販売店から届いたのではなくて、スペクターオフロードから届いたのであった。ランドクルーザーマガジンが終了し、スペクター氏がこの世を去った。そんな時代にFJクルーザーは時代の役目を果たしたと感じている。FJクルーザーはこれからも愛されていくであろう。そして、所有者を選ぶ事であろう。それはFJクルーザーの持つライフスタイルに合う人々が存在するからだ。

 


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