スペクターオフロードのパーツカタログをメカニックに渡す為にショップに立ち寄った。夕方の7時半を廻った時間でショップは閉店前であった。作業場に行くと確認の為という事でランクルはリフトアップされていた。ラダーフレームに手を伸ばし手の肉圧で表面を握り占めると、腐って蓄積した錆くずがめくれてボロボロと下のコンクリートの上に落ちてくる。フレームの錆は車体の中央より後ろに集中している事が確認出来る。初期型タンドラがフレームの錆で車体が折れる現象があるが、この中心より後ろはラダーフレームが錆に犯されやすい場所なのである。フロント部分はオイル漏れ等が影響しているせいであろうか?錆の侵食は少ない。という事は、トラックのラダーフレームにエンジンオイルを吹き付けれれば、黒くべト付くがフレーム寿命は伸びるのではないかと思ったりもした。ランクルの左右に縦に走るラダーフレームの断面は丈夫な口形となっている。コ形のフレーム形状で発生した錆は少し叩くと剥がれて下に落ちるが、口形の状態では表面の錆は落下しても内部の錆はフレーム内に留まる。口形フレームのサイドに指が2本程入る3センチ程の四角形の穴がある。その中に指を入れてフレームの中の状況を確認すると、そこには錆の体積物が沢山溜まっているのが確認出来た。頑丈に造られたトラックの口型ラダーフレームが折れるという致命的な現象が起こる原因は、内部で剥がれ落ちた錆が湿り気を含んだ状態で蓄積する事によって起こるのではないかと推測した。この錆の蓄積物を排除する為にはラダーフレームを執刀修理するかフレーム交換という選択となる。今週も終わろうとしているが、執刀医はまだ見つかってはいない。
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